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がんばれゴエモン 黒船党の謎
メーカー:コナミ
開発:KCE名古屋
機種:ゲームボーイ
発売年月日:1997年12月4日
価格:3980円
ジャンル:アクション


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
5 6 5 3 2 5 34
プレイ時間…5〜6時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
良ひぞね。
・良かった点、ねぇ…。「そんなモン、無かったよ!」って言うのも寂しいのであえて挙げれば、BGMは他の部分に比べるとまぁ及第点かと。合ってないって事もなく、違和感なく聴ける品質。

・純粋な横スクロールACTでなく、上下移動もできるファミコン版初代のゴエモンっぽい作りなのが懐かしいと言えば懐かしい。
イカンぞい。
・全体的にムラ無く低品質と言えるが、ゲームバランスがその中でも特に劣悪。全体的に難し過ぎる方向でキツいのだが、特にオニなのがボス戦後に挿入されるミニゲーム。ゴエモンシリーズらしく割と連打モノに偏っているのだが、連打要求数がやたらと高いがクセモノ。ゲームボーイ本体には自動連打機能なんて当然無いので、当然プレイヤーが自力で頑張る必要があるのだが、スーパーゲームボーイ(SFC)やゲームボーイプレイヤー(GC)で遊んだ上でそのハード用の連射機能付きコントローラでも動員しなきゃクリアは到底ムリな狂った難易度。その上ミスすりゃ即ゲームオーバーである。理不尽でしかナイ…ってか、ちゃんとテストプレイとかしてたんかねコレ?

・ザコ敵の中にも多人数でランダムでワープしまくる敵がいて、プレイヤーの位置に湧いて問答無用で連続ダメージを受けるのが理不尽で納得が行かない。他の敵の配置も全体的にてきとー・やっつけであり、やたらと同じ地形の場所が多い事も相まって手抜き感が漂う。

・ゲームボーイ後期の作品の割にはグラフィックはショボい。特にキャラの描写がちんまくて絵が潰れてる感じなのが残念。

・ボリューム自体もあまり無い。その分1ステージ辺りの長さはあるが、同じ地形を適当にコピペしたような面白みも何も無いような構成で芸がないと申すやら。この辺りの欠点は同じKCE名古屋開発の『悪魔城ドラキュラ 漆黒たる前奏曲』とも共通してる感じではある。
感想でござ〜る。
 がんばれゴエモンの久しぶりのゲームボーイ作品だったのだが、本家のゴエモンチームでなく開発力がショボい事で定評があったKCE名古屋の制作って事もあり、例に漏れず酷いクオリティである。
 グラフィックとかもあんま良質とは言い難いがその辺はまだマシであり、何よりもどっかトチ狂ったようなインフレ気味で理不尽としか言えないような難易度がキツい。遊んでて楽しいって場面がホント皆無で、ひたすらしんどいか退屈かのみなんで、ストレスしか溜まらず暇潰しにもならない。クソゲーとしても面白みはナイかな…(苦笑)。

掲載日:2022年2月1日


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