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星のカービィ2
メーカー:任天堂
開発:HAL研究所
機種:ゲームボーイ
発売年月日:1995年3月21日
価格:3900円
ジャンル:アクション(2D・横スクロール)
映像 | 音楽 | 快適性 &操作感 |
独自性 | 難易度・ バランス |
ボリューム | 総合評価 |
8 | 8 | 8 | 7 | 8 | 8 | 81 |
良ひのじゃ!! |
・アクションゲームとして派手さも目新しさも感じないものの、堅実な作りで出来は良いかと。激しい動きには弱いゲームボーイの液晶を考慮してかキャラの動きがやや遅めなのも考えられた作りと言えそうな。 ・リック、カイン、クーといった仲間が登場。それぞれに得意なフィールドが設定されており場所によって使い分けたり、様々なコピー能力との組み合わせを楽しめたりできる。 ・ノーマルエンディングを見るのは容易いが、グッドエンディングを迎えるには各エリアに隠された虹のかけらを集めるのが必須条件となっており、それなりに歯ごたえがある。ステージ数もゲームボーイの作品としては多めでボリューム面も充分かと。 |
だめですのぉ。 |
・ダッシュやスライディング等ができなくなっており、上述の通り動き全般にモッサリ感がある。アクションのバリエーションという点では、2年前に出たファミリーコンピュータ『夢の泉の物語』よりも退化している印象が強い。 ・能力の組み合わせの総数は仲間とのタッグで変化するため都合20通り以上あるが、地となるコピー能力の種類が大幅に減ってしまったのは残念かも。使える/使えないの格差がかなり大きいため、結局は特定の数種類しか使わない…ってなりがち。 |
感想であ〜る。 |
当時のカービィシリーズは生みの親の『桜井系カービィ』と、桜井師範以外のチームが手掛けた『ノン桜井カービィ』の2本のラインが動いていたように思うが、本作は『ノン―』側の作品となる。桜井師範側のカービィがアクションの多彩さや手触り重視なのに対し、こちらノン側はコピーを用いた縛りや謎解き(特定のコピー能力を保持したままクリアする、等)がメインでグラフィックは絵画的な作りのものが多かった印象。 キホン、難易度は低めながらも(カービィシリーズとしてはそこそこ難しい方と思うが)退屈しない作りでアクションが苦手な人でも安心。ゲームボーイの定番としてチクチク楽しめるかと。ボリュームも昔の携帯機のアクションゲームって括りで見ればかなりある方。完全クリアを目指すとかなり手応えもあり。派手さこそ感じないが堅実な作り。カラーになる前のゲームボーイ中期〜後期の名作と言える。未経験の方は移植版なりでどうぞ。 |
掲載日:2005年8月12日
更新日:2024年1月2日
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