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怒りの要塞
メーカー:ジャレコ
機種:ゲームボーイ
発売年月日:1991年2月26日
価格:3200円
ジャンル:アクション


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
6 7 5 6 6 5 59
プレイ時間…5〜6時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
最高じゃ!
・ハードそうな見た目に反して敵の攻撃自体はそれほどキツくないので難易度自体はそれほど高くはなく、魂斗羅とかメタルスラッグとかこの手のハードボイルドな軍事モノの雰囲気のゲームにしては遊びやすい部類かも。

・キャラの描画が大きめでゲームボーイ初期のゲームにしては迫力はある方(その犠牲になってるのか、キャラの動きは全体的にちんまいが…、まぁゲームボーイだと大きさか動きかどっちかに絞らざるを得なかったかな、と)。

・BGMはノリが良くていい出来だと思う。
イカンのじゃ!
・キャラの移動が上下左右の4方向のみ。移動速度も極端に遅く、当たり判定もやたらとでかい。敵は容赦なく斜めにも攻撃してくるのがズルい。特に理不尽なのが落とし穴。穴にかすった程度で落ちた扱いになる。おいおい、少しはこらえんかい。

・ボリューム自体はそんなに無い。ステージの見た目も要塞とか洞窟とか名前は付いてるけど見た目はどこも一緒で全然代わり映えはしない。

・プレイヤー側の攻撃もショボいが、敵側殆ど攻撃せずにウロウロ動いている事が多い。結果的にそのお陰でバランスは取れてはいるのだが、どうも遊んだ感覚が地味でショボさは否めず。

《スコアに反映させてないけど気になる点》
・ゲーム性には関係無いのだが、ゲーム内とパッケージイラスト、操作キャラの画風のギャップが酷い。パッケージ側はムキムキの外人さんが「HAHAHA!」とか言ってそうなのに、ゲーム内ではナヨっとした細面の青年が…おい、ムキムキのオッサンはどこいった?んー、どうなってんでしょ?(笑)
感想であーる!
 フィールドを自由に動いて敵を殲滅。『遠距離攻撃専門にして謎解きを無くしたゼルダ』的な内容。SNKから出た『怒』とかに近い内容と言えるか。シンプルながらもそれなりにまとまった内容で遊びやすい。ハードに合わせた調整もしてあるとは思う(残像がキツめなゲームボーイに合わせてスローテンポにしとるとか)。
 ただ、実際遊んだ感覚は全体的に地味で盛り上がる場面も少なく、見た目にしても豪快さが足らず、ややちんまい印象。それなりに遊べるゲームだけど、面白いかって言うと微妙やもしれぬ……(苦笑)。

掲載日:2018年7月10日
更新日:2024年4月9日


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