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ロックマンワールド
メーカー:カプコン
機種:ゲームボーイ
発売年月日:1991年7月26日
価格:3500円
ジャンル:アクション


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
6 7 7 6 6 6 64
プレイ時間…7〜8時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
良いですぞぃ。
・ハード性能が劣るゲームボーイへのアレンジ移植だが、下記のアクションの挙動部分以外はそれほど違和感なく動く。くっきりと輪郭強めのグラフィック描画で見づらさも感じず、しっかり遊びやすいように配慮されているのが良し。ムチャ移植とか言われる遊びづらい移植作品が多かった初期ゲームボーイ作品としてはかなり配慮が行き届いている方だと思う。

・基本的にはアレンジ移植の範疇とは思うが、ステージ構成などは程よく新規のギミックもあったりして、「おっ」と感じられる部分もあったり。
イカンぞな。
・初期作品のアレンジ移植のため、スライディングなどの追加アクションもなく、回復アイテムの持ち込みも不可能。救済要素が少ない上に画面の狭さから攻撃を被弾しやすく、難易度がかなり高い感じ。個人的にはもうちょっと手加減してもらいたかったなァと(笑)。

・ジャンプなど挙動が据置機版と違う感じで(慣性が強めでどの動きも滑る感じがする)、操作の応用が効きづらくて少々違和感もあったり。

・結構大胆にアレンジされてる割には出て来るキャラは流用なんで、どうしても既視感があって新鮮味はどうしても感じづらい内容ではある。
THE 感想。
 ロックマンシリーズ初の携帯機版作品で、ファミコンで出た『ロックマン』と『2』のアレンジ作品って趣の内容になっている。

 低スペック機への移植ながらしっかり配慮された丁寧な作りで遊びやすい(後に出た同じカプコン製のGB版『ストリートファイターII』とは大違いだ! ←オイ)。
 ただ、地の難易度がかなり高く救済措置も無いため、ヘタクソなわしにはちょっとハード過ぎたなァ…って印象ではある。もうちょっとユルいモードとかあれば嬉しかったがなァ。

掲載日:2024年9月24日


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