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V-RALLY CHAMPIONSHIP EDITION
メーカー:スパイク
機種:ゲームボーイ
発売年月日:1999年9月30日
価格:3980円
ジャンル:レース


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
7 5 6 6 6 6 62
プレイ時間…5〜6時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
最高でんがな。
・ゲームボーイってハードで出てる事を考慮すれば、起伏だとか表現されてるのは凄いし、スクロールも滑らかで背景の描き込みも細かい。ゲームボーイのレースゲームってくくりで見れば、グラフィックは頭1つ2つ抜け出てる印象。この辺は後にアドバンスでポリゴン描写を実現したこのシリーズらしい作りとは言えるか。

・マシンが複数台用意されてて結構挙動が違かったりするのは面白い(↓で挙げたように加速型マシン1強になってるバランスは残念だったりするが)。

・路面状況によって結構滑り具合が違うので、同じような攻め方では通用しないって意味では妙に作り込まれてると思う。
イカンぞい。
・レース中はエンジン音と路面の摩擦音のみでBGMが全く無いのが寂しい。

・COMマシンとぶつかるとプレイヤーだけ一方的に減速して、敵COMは前にそのまま走り去ってしまうのが不公平だし、リアル路線のゲームとしてはちょっと面白くない。

・カスタマイズとかの要素は見当たらず、ただ淡々と走るだけで、やや素っ気無い作り。

・タイムとか追求するのでなければ、アーケードモードやチャンピオンシップモードでは加速&コーナリング重視の車を使っていれば事足りる(急コーナーが連続する高難度コース程顕著にこの傾向が出る感じ)。他のマシンも「難易度上げる用」以外にそれぞれもうちょい強みがあれば良いのになァとは思う。
感想でやんす。
 グラフィック部分ですんごいこだわって作ってるのは理解できるが、そもそもハードの選択って時点で間違ってる感じがしないでもないレースゲーム。滑らかなスクロールは圧巻だが、それがゲームの面白さに繋がってるかというと微妙な気も。確かに『凄い』んだけど『面白い』に結び付いてないのよね…(これはGBAの『3』でも感じた事だが)。

 いや、こういう外国メーカの「低性能マシンで無理して表現する」的なの、嫌いじゃないですけども…(苦笑)。

掲載日:2019年4月23日


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