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バーサスヒーロー 格闘王への道
メーカー:バンプレスト
機種:ゲームボーイ
発売年月日:1992年8月7日
価格:3980円
ジャンル:アクション(2D・格闘)


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
6 4 2 4 3 4 36
プレイ時間…4〜5時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
良いトコですやね。
・グラフィックの見栄えはそこそこ良い(もっとも、良いのは静止画の見た目であって、動きは壊滅的だったりするが…)。キャラが大きめでコミカルな雰囲気は出ているかと。
ダメダメですやん。
・恐ろしい程のモッサリ挙動。ボタン入力からキャラが動くまで、常にワンテンポ遅れる他、何かにつけて処理落ちする感じで、操作していて爽快感のカケラも無いのが致命的である。画面のチラツキも激しいため、目も疲れる。

・格闘ゲームなのだがSDキャラなんでリーチは非常に短い。技の出し分けが重要なバランスでも無く、必然的に自分と敵とが隣接した乱打戦なる殴り合いとなり、単調かつ大雑把、作業的なプレイスタイルに陥りがち。

・当時のゲームボーイの作品としてもボリュームは控えめ。「ボリュームは無いけど奥深い」なんて事もなく、速攻で飽きる内容なのがキツかった。
感想ざえもん。
 ガンダム・ウルトラマン・ライダーらが集う『コンパチシリーズ』の格闘ゲーム。出て来るキャラクターは有名で馴染み深いし、相撲・プロレス・空手などが入り乱れるごった煮・闇鍋的な異種格闘技って感じで、カオスっぷりは楽しい。
 …のだが、ゲームとしては色々と壊滅的。とにかく挙動が重く、動かしていて微塵も面白くない他、奥深さもボリュームも無いため単調なプレイに終始しがちであり、非常に飽きが来やすい。

 格闘ゲームなのだがチマチマして豪快さが無く、ハード選びの時点で間違っとるような気もする。まぁ当時だとカプコンが『ストII』をムリヤリにゲームボーイに移植したり、有名所でも結構ムチャな移植はしとったモンですけど…(苦笑)。

掲載日:2021年3月23日


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