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ワリオランド3 不思議なオルゴール
メーカー:任天堂
開発:任天堂 開発第一部
機種:ゲームボーイ(カラー専用)
発売年月日:2000年3月21日
価格:3800円
ジャンル:アクション(2D)


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
7 7 8 8 9 7 78
プレイ時間…10〜15時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
ガーッハッハ!最高だよ!(ワリオ様風に)
・前作『ワリオランド2』と同様、敵の攻撃を受けてのリアクションを用いてステージ中に隠された財宝を集める内容になっている。ジャンプアクションと同時にパズル的な要素も味わえて面白い。徐々に使用可能なアクションが増えていく探索系のアクションゲームって意味では、同じ任天堂一部系が開発の2D側の『メトロイド』シリーズに通ずる面白さも内包している印象(射撃メインのメトロイドに対し、こちらワリオは近接アクションなんでプレイ感覚自体は結構違うけどね)。

・ゲームバランスも極端に難し過ぎたりヌル過ぎたりせず、適度な手応えを味わえるラインなのは、流石の任天堂クオリティと言えるか。この辺りは安定の手触り。

・また、本作はゲームボーイカラー専用なのでグラフィックも今までより凝った作りになっているのも見どころ。キャラクターだけでなくステージの描画も凝っており、一つのステージに昼と夜がありそれが攻略要素に繋がっているのも試みとして面白い。

・ミニゲームのゴルフゲームがシンプルながら意外と戦略的な内容になっている。奥深さがあって本格的で楽しい。
イッヒッヒ!駄目なんだよ!(ワリオ様風に)
・原則的に敵の攻撃ではミスにならないため、通常ステージの緊張感はあんまり感じられないかも。ワリオのタフさをシステム面から表現したものとも言えるが、有り難みとかはあんま感じないかな。残機制ではないものの、ボスの中には一発被弾するとボス部屋の外からやり直しのステージも多く、ヘタすると逆に高難度化しててダルいと思われる箇所もあったりはする。

・同じ任天堂のマリオシリーズとかに比べると、そんなキビキビ動くタイプのアクションゲームではなく、場面場面に応じてリアクションを出し分けるのが重要な作りであり、爽快感ではどうしても一歩劣る感じではある。
オレだよ!感想だよ!(ワリオ様風に)
 前作の『ワリオランド2』同様の、敵の攻撃を受けて状態変化(=リアクション)しつつ、ステージに隠されたアイテムを探し出していくアクションゲーム。前作がベースになっててソレのパワーアップ版で斬新さって点ではそれほどでもないが、丁寧に作られた良作アクションゲームって感じ。
 スピード感だとか爽快感だとかが優れるタイプでのゲームではないがパズル的な要素や謎解き・探索の要素もあり、「1つでいくつもオイシイ」って意味ではしっかりワリオらしいゲームと言えるのカモ(笑)。

掲載日:2008年12月12日
更新日:2024年9月17日


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