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悪魔城ドラキュラ
Circle of the Moon

メーカー:コナミ
開発:KCE神戸
機種:ゲームボーイアドバンス
発売年月日:2001年3月21日
価格:5800円
ジャンル:アクション(2D・探索型)


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GBAベスト版  攻略本

執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
7 9 7 8 8 7 80
プレイ時間…20〜30時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
最高ですぞ。
・難易度は探索型悪魔城としては若干高めか。…とは言え、レベル上げや強力なサブウエポン等の救済要素も多いので、「手応えを残しつつ敷居も下げている」って意味で、面クリア型の悪魔城よりはだいぶ遊びやすい難易度になっているとは思う。

・グラフィック、BGMは重厚感があって良い。サウンドは特に出来が良く、ゲームボーイアドバンス本体と同時発売と思えん程のクオリティの高さ。GBA作品は音質の極端に悪いゲームがちらほら見受けられた物だが、本作は携帯機と思えん品質の高さである。この辺は「ファミコン時代のコダワリのコナミ!」って感じではある(もっとも、コナミの同じGBA作品でも『グラディウスジェネレーション』みたいに妙に音質が低い物もあるにはあるが)。グラフィックは描き込みが非常に細かく、背景なんかは特に凝っている印象。

・敵から能力を得て、組み合わせて様々なアクション・効果を発揮させることが可能なのは面白い要素。強いとか弱いとか極端だったりするが、ソレも込みでアレコレ試すのが面白い作りではある。

・データ数がケチられやすいカセット媒体のゲームとしては異例のセーブファイル数の多さが嬉しい。データが8個も用意されていて、余裕を持って小刻みにセーブするとかクリア後のモードを別に保存するとかも可能なのは◎。
イカンのですじゃ。
・画面の発色が暗く、背景とキャラクターが馴染んでしまいやすい。液晶が暗い初期型GBA本体で遊ぶとやたらと目が疲れるのが難点。GBA-SPやDS、移植版ならだいぶマシにはなるので、今遊ぶならそちら推奨。

・探索型の悪魔城作品の中ではアクションの挙動がややモッサリ気味であり、キビキビ動かしにくいのは難点。

・グラフィックは描き込みは細かいものの、動きはやや粗くカクついた印象も。上記モッサリ挙動と相まって、アクションとしての爽快感はいま一歩か。
THE 感想。
 ゲームボーイアドバンス本体と同時発売だった悪魔城ドラキュラシリーズの新作。探索型の悪魔城にしてはアクションの挙動が面クリア型悪魔城に近い感じであり、色合いとしては両者のハイブリットからやや探索寄り…なる、シリーズ中では若干珍しい位置付けになっている印象。

 ファミコン時代から続く硬派なアクションゲームの流れを汲む作品だけあって、作りは堅実。ハードと同発ながらしっかり遊べる内容になっていると思う。画面がやや暗いので、初代GBAよりはSP、ニンテンドーDSで遊ぶのがオススメ。

掲載日:2009年10月12日
更新日:2022年11月1日


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