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マジカルバケーション
メーカー:任天堂
開発:ブラウニーブラウン
機種:ゲームボーイアドバンス
発売年月日:2001年12月7日
価格:4800円
ジャンル:RPG
映像 | 音楽 | 快適性 &操作感 |
独自性 | 難易度・ バランス |
ボリューム | シナリオ | 総合評価 |
8 | 6 | 8 | 9 | 8 | 10 | 8 | 87 |
素ン晴らしい! |
・システムが斬新。一応打撃攻撃もあるもののメインは魔法。精霊召喚でダメージを増やしたり、相性を考えてメンバーを入れ替えたりするのが楽しい。 ・ゲームボーイアドバンスの初期の作品ながらパステルチックでカラフルなグラフィックで見栄えが良い。スタッフが手掛けていた『聖剣伝説』シリーズ同様の力の入りっぷり。 ・「裏切り」、「嫉妬」、「三角関係」、「自虐」等、意外と重苦しいテーマも要所要所で盛り込まれたシナリオだが、見た目の丸っこさ・可愛らしさがそれを上手く包み込んでいるためか、それほど雰囲気は暗くなってないのは◎(まぁ見た目とのギャップは相応に感じはするけどな)。 ・全体的にテンポは良い。バトルもサクサク進むためストレスを感じにくいのが良い。どこでもセーブできる、戦闘の演出を飛ばしてテンポ良く進める事ができる等、ユーザーに優しい作りは嬉しい。 ・非常にボリュームがある。通常のシナリオは勿論、隠しダンジョンや隠しキャラクターも豊富でやり込みがいがある。ボスキャラとして登場する者やイモ虫が仲間になるなど意外性もあって面白い。コンプリートするには数百時間かかるかも!? |
イカンぞな。 |
・アミーゴ(通信して相手の使える魔法を覚える事ができる機能)を100人分集めなければ魔法をコンプリートできないのは不満。まあ、わしはこのソフトを2本買い、片方を通常用、もう片方をアミーゴ人数稼ぎ人数として無理矢理闇属性覚えたけど(すげー力業だな!)。 ・攻略情報でも見ないと絶対ワカラン様な要素が多めなのは理不尽に感じる。一度逃がすと二度と会えない属性の精霊がいるのも親切じゃないかと。 ・魔法の属性・パーティメンバーの強弱の差が大きめ。「個性がある」と言うよりは純粋に強弱でしかない点は活かし切れてない感がある。本作は極端に魔法が強いバランスであり、物理攻撃特化型のキャラは大抵強みをまるで活かせない。属性毎に言えば、古・風・音等の攻撃範囲が広く追加効果が出るような属性は強過ぎるし、刃・美・虫等の単体攻撃系はザコ殲滅に時間が掛かり過ぎて使えない。 ・BGMの音質がやや割れており、やや耳障りに思える部分も。曲自体は悪くないと思うが、この点で損してる印象。 ・敵の種類は多いもののグラフィック流用の色違いがいやに多いのも残念。 |
THE 感想。 |
PS1までスクウェアの『聖剣伝説』シリーズを手掛けていたスタッフが独立して製作した新作RPG。 システム面もデザインもアクの強い内容なので好みは分かれる方だと思うが、完成度自体は高く、ユルそうな見た目に反してやたら骨太な内容である。 個人的にはニンテンドーDSで出た続編よりもこちら1作目の方が好みだったり(DS版はやたらシステムが簡略化され、タッチペン操作を強制されるのが合わんかった)。 余談だが、この初代の作風の新作とか出ねえかなァ…と思ってたが、シリーズを手掛けたブラウニーブラウンの亀岡氏らは既に退社。ブラウニーブラウンも1UPスタジオと名を変えてマリオシリーズの下請け専任みたいになっちまったから続編は絶望的か…。その点はかなり残念である。 |
掲載日:2004年9月9日
更新日:2021年3月16日
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