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パックマンコレクション
メーカー:ナムコ
機種:ゲームボーイアドバンス
発売年月日:2002年1月11日
価格:3800円
ジャンル:アクション


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
6 5 6 6 5 5 56
プレイ時間…5〜6時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
良いのであ〜る。
・色んなハードに多数移植されてきた初代『パックマン』以外の3作品は移植機会にあまり恵まれなかった作品であり、それらが手軽に遊べるようになった点はメリットと言える。

・どの作品もシンプルでコンパクトにまとまったゲームなんで、ちょっとした空き時間に遊ぶには向いているかと。
駄目でござ〜る。
・原作のグラフィックをそのままゲームボーイアドバンスに持って来た格好だが、解像度が足りないために上下端が描画し切れず、その都度スクロールさせないと見えないのが恐ろしく不便である。パッと見で全体を俯瞰できないため、そのせいで操作性部分がかなり劣化していて難易度が必要以上につり上がってしまってる感じは否めず。原作再現度合いって点ではどうしても物足りなさが出て来てしまう。

・圧縮を掛けすぎているのかBGMの音質が悪く、常時ノイズが入ったようなこもった音なのは残念。他機種→GBAで音が劣化するゲームは多いが、それらとは違った方向性のショボさではある。

・4000円近い値段の割にはボリュームはそこまで多くはない。4作品って言うと結構ボリューミーに感じるが、『パックマンアレンジメント』、『パックマニア』は初代『パックマン』のアレンジ作止まりと思うんで、実質的には『パックマン』と『コズモギャング・ザ・パズル』の2作品って感覚に近い。オトク感はあんま感じられない気も。

・スコアアタックに興じるとかで無ければそれほど実害は無いものの、一切セーブ機能が無いため電源を切るとハイスコアも全部消えてしまうのも惜しい。
感想じゃぞい。
 パックマンシリーズ4作品のカップリング移植作品。普通の『パックマン』、グラフィックが豪華になった『パックマンアレンジメント』、クォータービューで立体感が付いた『パックマニア』、『コズモギャング・ザ・パズル』のキャラ変え版『パックアタック』が収録されており、うち『アレンジメント』と『パックアタック』は日本国内版としては初登場。

 これまで国内で移植機会が少ないor無かったモノが収録されており、恐らくシリーズファンには嬉しい内容だったかと(個人的にはそこまでパックマンに思い入れは無いんで、感動とかしたワケでも無いけども)。一方、画面解像度とそれに由来する快適性部分、BGMの音質の悪さなどの欠点もあり、せっかくの珍しさが相殺されちゃってる感じなのは些か勿体無かったカモ…(笑)。

掲載日:2025年7月8日


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