縮緬遊戯堂 > レビューランド > ゲームボーイアドバンス > ピノビィーの大冒険


メーカー:ハドソン
開発:アートゥーン
機種:ゲームボーイアドバンス
発売年月日:2001年3月21日
価格:4800円
ジャンル:アクション(2D)


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
6 4 5 4 4 5 45
プレイ時間…7〜8時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
いいとこじゃ。
・グラフィックそのものはそこそこキレイだったり。グラデーションなんかも滑らかにかかってて、当時の携帯機って括りで見ればそこそこのクオリティはある。

・オーソドックスな2Dアクションで奇抜なシステム・操作は無いため馴染みやすい。挙動自体もそれなりに軽快。
駄目なんじゃ。
・アクションゲームとして大きく破綻してる点が無いのに面白さが微塵も感じられないって意味では、後のアートゥーン(→アーゼスト)下請け版のヨッシーシリーズと同様。ある意味では重症とも言えるかもしれん(苦笑)。

・先のステージはちょっと広過ぎる気が。広さに対して内容がスカスカだからだと思うのよね…。一方で1本のゲームとしてのボリューム自体はちょっともの足りない。…ってか別に面白くないから1回クリアしたら周回したいとも思えない。

・キャラのデザインが妙に濃い。たまに突然顔がでかくなる演出が意味不明でコワイ。まぁある意味ではシュールで面白い要素かもしれんが。

・折角ゲームボーイアドバンスのゲームなのに、BGMはゲームボーイ以前のピコピコ電子音で安っぽい。曲自体も少なく、曲の出来も良いとは言い難い。どっかアクション向きじゃないのは、これも後の『下請けヨッシー』と同じ。

・シナリオは作中で説明らしいテキストが一切ないので意味不明。まぁアクションゲームなんで別に説明が無くても遊べるけど、『スーパーマリオ』や『メタルスラッグ』等の傑作のような説明ナシで判る描写があるでもなく、スッキリはしない。
感想ですぞ。
 ゲームボーイアドバンスと同時発売のアクションゲーム。後に任天堂の『ヨッシー』シリーズの下請けでバンバンとクソゲー微妙ゲーを連発した実力通り(?)、本作も同様にまぁ微妙である。
 見た目はそれなりに綺麗だし、アクションゲームとして破綻があるワケでは無いと思うんだけど、それで面白くないってのが逆に困り物。ワゴンでワンコインで安く買ったんでまぁネタとして楽しめた、って事にしておくか…(笑)。

掲載日:2008年1月23日
更新日:2018年12月11日


縮緬遊戯堂 > レビューランド > ゲームボーイアドバンス > ピノビィーの大冒険