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スーパーマリオアドバンス2
メーカー:任天堂
開発:任天堂情報開発本部、SRD
機種:ゲームボーイアドバンス
発売年月日:2001年12月14日
価格:4800円
ジャンル:アクション


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
7 7 8 6 9 7 78
プレイ時間…15〜20時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
イーヤッフー!ハハー!(最高やね)
・名作『スーパーマリオワールド』を携帯機で遊ぶことができるのが良い。前作(マリオアドバンス=FC『マリオUSA』・『夢工場ドキドキパニック』の移植)は実質的にはファミコン中期頃のゲーム相当のボリュームで物足りなさも感じたがが、今回はゲームボーイアドバンスの同ジャンルの作品クラスのボリュームがあるため、それほど不満は感じない。

・ルイージの性能がマリオとは違うものになり、移植作品ながらある程度は新鮮な気分で遊ぶことができる(『マリオ2』・『USA』のようにジャンプは高いが滑りやすい性能になっている)。

・スーファミ版では砦や城は1回クリアすると再チャレンジは不可能だったが、今回はどのステージもちゃんと遊べるようになっている。地味ながら嬉しい変更点だったりする。

・セーブがいつでもできるようになったのも携帯機向けの改善点と言える。
マンマミーア…(いかんぜよ)
・ボイスが追加されているが、グラフィックはほぼそのまんま(ルイージの個性化とかデモ画面の演出の追加とか多少変更されてる要素もあるが、基本的にはベタ移植である)。細かい部分で追加要素・変更要素はそれなりにあるが、遊びやすくアレンジするのが中心であり、手触り自体はあくまで大半がベタ移植の域。遊んでて新鮮さとかは感じられない。

・解像度の関係で若干画面が狭く、その分だけ余計に難易度が上がった感はある。BGMも曲自体は移植度は高いと思うが、スーパーファミコン版より若干曇った感じで音質は下がった印象。
イッツミーザ、感想。
 スーパーファミコン初期の名作でスーパーマリオ本編シリーズ第4作『スーパーマリオワールド』(レビューはこちら)の移植作。オマケに『マリオブラザーズ』も収録しているのは前作『スーパーマリオアドバンス』と同様。

 元がアクションゲームの傑作だっただけに堅実に楽しめる内容になっている。反面、多少の追加要素はあれども基本的にはベタ移植なんで、遊んでて新たな楽しさが感じられる程の内容ってワケでは無いかな、と。画面の狭さの関係上、遊びづらさを常時感じてしまうのも無視できないマイナスポイント。
 スーファミ版を一度遊び尽くした人にはコレクション以上の要素はあまり無い気がする一方、未経験者なら文句なしでオススメできる内容って感じですかね。

掲載日:2007年1月6日
更新日:2025年8月12日


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