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スーパーストリートファイターIIX
リバイバル

メーカー:カプコン
機種:ゲームボーイアドバンス
発売年月日:2001年7月13日
価格:4800円
ジャンル:アクション(2D格闘)


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ウルトラストII(スイッチさん版)

執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
8 5 6 6 7 6 67
プレイ時間…7〜8時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
よいのでごわす(E.ホンダ風に)
・携帯機でのリリースながらグラフィック部分はそれほど見劣りしない出来であり、見た目の雰囲気はしっかり出ている印象。完全移植とは捉えず、あくまで携帯機向けのアレンジ作品と捉えれば、まぁしっかり作られている内容ではあるかと。ゲームボーイからの進化幅って意味では「ストIIシリーズを携帯機で遊べちゃうんだ」って感慨深くもあったりしたものではある。

・明らかなムチャ移植で遊べたモンじゃなかったゲームボーイ版の『ストリートファイターII』と比べれば格段に出来は良く、操作面で難はあれどもまぁフツーに遊べる範囲には収まってるかな、と。キャラ自体もカットされてたりはしないんで、「◯◯使えねえのか!」ってのも無くて安心。
あらら〜ダメなのね〜(ディージェイ風に)
・ボタンが足りないため、弱・中・強のいずれもワンボタンでスムーズには出せないのが地味にストレスを覚える要素。どう配置しても同時押しとかボタンの長押しに頼らざるを得ない。コマンドの判定自体もかなり厳しい感じであり、据置機版と比べると勝手が異なり過ぎてスムーズに操作できないのがキツイ。

・完全移植はハードの性能から言っても厳しいとは思うのだが、ハンパに過去作の素材が流用されていたり、UIがストZEROシリーズみたいな作りだったり、十分再現できそうなのにヘンにアレンジされている部分が多い点は気になる(まぁ出来自体が悪いワケでは無いが、そこまでコダワリの無いわしでも「あれ?こんなだっけ?」ってなるんで気になる人は気になる要素とは思う)。とりわけ、BGMはファミコンとかゲームボーイみたいなピロピロ音で鳴るため、グラフィックと比べるとかなりショボい。

・格闘ゲームという対戦向けのジャンルに関わらずハードの関係上1つのハード・カセットで2人対戦は出来ない。スーファミ・PS・サターン版みたいに気軽に対戦が出来ないのは残念。
ぬんッ!感想!(豪鬼風に)
 『ストリートファイターIIX』の移植作品であり、シリーズ初のゲームボーイアドバンス向け作品。移植と言うよりはハードに合わせたアレンジ作と言った趣。

 個人的にはアーケードや据置機からの移植でも別にそんなに完全移植とかこだわらない手の人間と思うし、そこまでストリートファイターシリーズをやり込んでるワケでもナイんで、まぁ「BGMはピコピコ音でショボいけど、見た目はまぁ頑張ってるしフツーに遊べるかな」って印象である。携帯機で対人戦は人数分のハードとソフトが必要なんで、対戦の敷居が高いのが難点だが、ボリュームも過去作並はあるし1人で軽〜く遊ぶ分にはそこまで不満は感じなかったかな。

掲載日:2023年10月3日


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