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ゼルダの伝説　ふしぎのぼうし
メーカー：任天堂
開発：カプコン、任天堂情報開発本部
機種：ゲームボーイアドバンス
発売年月日：2004年11月4日
価格：4800円
ジャンル：アクションRPG

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GBA版

映像	音楽	快適性＆操作感	独自性	難易度・バランス	ボリューム	シナリオ	総合評価
9	8	8	6	8	7	8	82

プレイ時間…20～30時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点

いいねぃ！たまらんぜぃ！

・カプコン製ゼルダの前作（＝ふしぎの木の実）は過去の作品からの流用が多かったが、今作はしっかり新規グラフィックになっている。細部まで描き込まれた暖かみのあるドット絵のグラフィックは良い出来。

・ゲームボーイアドバンスの作品としては抜群にキャラクターの動きが滑らか。見た目はちんまいが動きはなかなか凝っている。操作感覚も良好で良し。

・アイテムは今までのゼルダシリーズには無かった一風変わった性能を持つものも多く、なかなか新鮮。謎解きにもうまく絡められており◎。ダンジョンの数・質も合格点を与えられる内容。

・『ゼルダの伝説』シリーズの中では難易度はかなり抑えめ。低いのでゼルダシリーズが未経験のユーザや3D系のゼルダが苦手な人にもオススメできる。やや難易度が低過ぎる気もするが、気楽に遊ぶことができる、とも言えるか（↓でも挙げてるようにこの辺は良し悪しではあるが）。

べらんめい！いけねえぜぃ！

・全体的に難易度が低めで、ゼルダシリーズの初期作品の経験者なら多分ゲームオーバーにはならんと思われる（ヘタレなわしでも1回もゲームオーバーにならずに全クリできてるしな）。それはそれでいいが、隠しダンジョンかなんかでもっと手応えがあってムズいものも用意されておれば嬉しかったのだがなぁ。

・無敵時間が妙に短く、敵に触れた時に連続でダメージを受け易いのが気になる。もっとも1回あたりのダメージ量は少ないので致命傷に陥る事は無いのだが、こんな所でカプコンらしさ（＝格闘ゲームのコンボチック）なんて出さなくても…（笑）。

・視覚的に驚くようなギミックが用意されているのは精々序盤だけあり、以降は割と淡々と進む。後半のダンジョンは多少息切れ感・やっつけ感もある…って点では『風のタクト』とか思い出す感じではある。

てやんでい！感想でい！

　『ふしぎの木の実』・『4つの剣』に続く、カプコンが開発したゼルダ作品。

　同じカプコンが手掛けた過去作『ふしぎの木の実』・『4つの剣』はやや物足りなさも感じたものだが、今作に関しては複数のゼルダの開発を通じて慣れて来たのか、あまり違和感も覚えず＆焼き直し感も少なく、満足できる内容であったように思う。見直したぞ、カプコンよ！（←えらそう）

　全体的に難易度が低めでアッサリしているのが高難度ゲーが多いカプコンっぽくないと言えばカプコンっぽくないのだが、個人的には難しすぎてクリアできる気配もナイ物よかいいかな…。ゼルダシリーズにしてはかなりユルめの難易度ゆえ、「過去作は難しくてムリだった！」って方でも楽しめるゼルダになってるとは言えるかも。

掲載日：2005年11月14日
更新日：2023年10月17日

映像	音楽	快適性＆操作感	独自性	難易度・バランス	ボリューム	シナリオ	総合評価
8	7	8	7	6	7	7	77

プレイ時間…20時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点

良かったんデヤァ！！

・風のタクトと似たようなデザインであるトゥーン調の世界だが、それによってアジアン的な世界観の魅力を引き立てた風タクとは違いこちらはメルヘン的な世界観の魅力を引き立てられている。たまにはこういう世界観のゼルダが有ってもいいね。

・アイテムや、ゲームを進めるごとに手に入るアクションが組み合わさって多彩な動きで謎解きが出来る。GBAだからと言って妥協しない多彩なアクションはとても良かった。

・従来のアイテムとは性能がかなり異なるアイテムが揃っており、それらの一部は後の本流ゼルダにも逆輸入されてる物があったりと、アイテムの見た目が面白かった。

・難しさに飢えている自分のような人はともかく、優しい難易度やメルヘンな世界観のおかげでライトゲーマーの方には特に合っていると思う。

ダメなんデヤァ！！

・過去作とほぼ見た目の変化がないキャラや過去曲のリメイク曲が多め。新曲もそこまで耳につく曲も少ないので、新鮮さに欠けるところがある。

・ダンジョンの数が少ない。もう少しダンジョンのボリュームがあればよかった。

・全体的な難易度が低めで他のゼルダシリーズのような難しさを覚悟すると簡単すぎるかもしれない。

感想デヤァ！！

　難しい難易度ばかりのゼルダシリーズにしては珍しく、わりとライトなゼルダに仕上がっている。細かい所でマンネリが起きないように工夫してある点もあるが、従来のゼルダに慣れてしまっている人には物足りないように感じる事も多いと思われる。

　しかし基本的なゼルダとしての面白さはしっかりある。やり込み要素もそこそこあり、シリーズから見ると毛色の違う世界観や良質のアクションは本作特有の魅力の一つと言えそう。

掲載日：2016年11月28日

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