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ニンテンドーパズルコレクション
メーカー:任天堂
開発:任天堂開発第一部、インテリジェントシステムズ、ニンテンドーソフトウェアテクノロジー
機種:ニンテンドーゲームキューブ
発売年月日:2003年2月7日
価格:5800円
ジャンル:パズル


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Dr.マリオの聴診器

ヨッシーのクッキー

リップのステッキ
え?どれも違うモンばっか?
こまけぇ事は気にすんな!

執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
5 6 7 6 7 7 75
プレイ時間…30〜40時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
ええのぅ。
・3作品とも古い作品ではあるが、根っこがしっかりしてるため今遊んでも文句無しに楽しい。それが(移植の仕事自体に手抜き感は漂うが)パワーアップして現行機種で遊べるようになったのは嬉しいところだねぇ。

・どの作品もオリジナル版と比較してゲームモードが大幅に増え、1人でチクチク楽しむも良し、多人数でワイワイ盛り上がるも良し、の幅広い楽しみ方が可能で、パズルゲームとして豪華な内容になったと言える。

<ドクターマリオ>
・恐らく、海外でのみ発売された『ドクターマリオ64』がベースになっている。日本で発売されなかったゲームがこのような形で復活した形となったのだが、注目してた人はちょっと嬉しいであろう。演出の進化以外に見るべき点は少ないが、多人数対戦に対応しているのは見逃せない点と言えそう。

<パネルでポン>
・かなり充実した内容となっており、従来のモード(2Dモード)に加え3Dモードが追加されたり、決められた手数でパネルを消すパズルモードが追加されたりといった具合で、収録された3本の中ではもっとも充実した内容に仕上がっている言える。

・ちゃっかり物語も一新されており(よく注意せんと気付かんくらいかぶる設定が多いが)、総合的に見て、見た目は悪いが内容だけなら完全新作と言える内容。

<ヨッシーのクッキー>
・おそらく、3本の中では唯一、最初からゲームキューブ向けに作られた作品だと思われる。高解像度で表現されたグラフィックはキメが細かく美しい。
イカンのぅ。
・5800円でファミコン、スーファミのソフト3本分を高いと見るか安いと見るか?個人的にはやや割高にも思える。オチモノの名作『ヨッシーのたまご』と『ワリオの森』も収録してくれれば言う事なしだったのだが。値段を下げたGBAケーブル無しバージョンがあれば良かったが、ケーブル普及のためのてこ入れ目的と考えればそれも期待薄。でも、なんだかなぁ…。

・全体的にオリジナル版よりも操作性が悪いような気がする。十字キーメインの操作なんで、ゲームキューブコントローラと相性が悪いのかも(十字キーの位置が脇の方で小さく、過去機種より押しづらい位置にあるのでね…)。

<ドクターマリオ>
・ニンテンドウ64版からの移植であるためか、画像が荒い。海外向けに出されたものからそれほど手を加えられていないためか、キャラのボイスには少々違和感がある。

・4人対戦ではお邪魔カプセルがどんどん降ってきて対処に忙しい。攻撃を加えるのは楽だが、攻撃されると立て直すのが困難なため、ダラダラと長期戦になりがちでイライラする場面も。

<パネルでポン>
・低解像度のモノを無理矢理高解像度で表示しているためか画面が非常に汚い(テクスチャの滲みが目立ち、見栄えがかなり悪い)。下手をしたらスーパーファミコン版より見栄え悪いかも!?音質圧縮かけまくってるのか割れた感じに聞こえるところもあり残念。ゲームキューブ向けに作られたハイクオリティな演出ならば一層楽しめたものと悔やまれる。

・ストーリーやキャラについては新規であるにも関わらず、スーパーファミコン版を意識したためか、オリジナリティに乏しいものになってしまった印象がある。中途半端なマネはせず、移植なのか新作なのかハッキリさせて作ってもらいたかったな。

・3作品の中では操作性部分がかなり重く、過去作より劣化している。プログラム部分はシリーズを手掛けるインテリジェントシステムズではなくニンテンドーソフトウェアテクノロジーが手掛けていたのだが、操作性が再現できてないって意味で実力不足だったかもしれぬ。

<ヨッシーのクッキー>
・対戦では消す速度が全て。ヨッシークッキーで邪魔もできるが、結果的には消す腕がモノをいう事が多い。そういう意味では逆転要素とかは案外無くて実力差は出やすい。
感想なり。
 任天堂の定番パズルゲームのカップリング作品。『ドクターマリオ』・『パネルでポン』・『ヨッシーのクッキー』といったメジャーどころを3本まとめてパッケージ化。

 個人的にはどの作品にも思い入れがあり、特に『パネルでポン』は最も好きなパズルであり、その新作が収録されているという点では嬉しかった……のだが、全体としてはかなりやっつけ臭さが目立つ作りであり、3本のウチの2本はゲームキューブ用に新規に作り直したのではなく、過去機種(N64)からのベタ移植に近い。ゲームキューブの解像度に合わせず強引に引き伸ばしてるだけなので異様に見栄えは悪いのが難点。
 根っこのシステム自体は良く出来てるし、不具合とかがあるワケでもナイんで順当に楽しめる内容ではあるが、手抜き臭さが目立つって点でかなり損はしてたかなァ…と。

掲載日:2005年9月25日
更新日:2022年3月29日


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