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ファンタシースター
メーカー:セガ・エンタープライゼス
機種:セガ・マークIII
発売年月日:1987年12月20日
価格:5715円
ジャンル:RPG


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム シナリオ 総合評価
7 7 6 8 5 7 6 65
プレイ時間…15〜20時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
ヨカデスタイ。
・設定だとか諸々の要素がなかなか野心的で斬新なんで、その点で印象に残りやすい。主人公が女性だとかSF色が濃いだとか、当時のメジャー作(=ドラゴンクエスト)と意識して変えて来ている要素が多いせいか、手触りはなかなか新鮮で印象に残る。

・戦闘で敵が行動する際にアニメで動作するのは当時としては斬新だったと思う(大抵のRPGはスーパーファミコンになってからだったし)。

・どこでも制限無しにセーブが可能な点は親切でありがたい。

・ダンジョンが3Dで表示されるが、これがやたらと滑らか。「あー、1987年の時点でコレと思えば、確かにコリャすげぇわ」と思えるクオリティではある。
ダメデスバイ。
・バランスはかなり大味な印象。最初がキツく、ちょっと格上の敵が出ると為す術も無く一気に殺されゲームオーバーになったりがザラ。エンカウント率も(ムラはあるが)総じて高めで、戦闘がキツい印象が強い。

・ゲーム内のメッセージが全て片仮名表記で、会話が非常に読みにくいのが難点。性能の劣るファミコンのRPGでも平仮名・片仮名の両方くらいは使われてた事を思えば、ちょっと配慮が足らん仕様だと思う。

・どこでもセーブできるのはありがたいのだが、セーブする場所を間違うと最悪ハマって詰む箇所が少なからずあるのは、フラグ管理って部分でいい加減であり、これでミスすると最初から遊ぶ羽目になり、ガックリくる事必至(まぁわしはその不具合知ってた上で遊んだので遭遇はしとらんが)。

・滑らかなスクロールの3D迷宮は凄いのだが、構造が複雑な所が多いのでメモは必須。個人的にはどうもこの手のダンジョンって苦手なんで、洞窟に入る度にゲンナリしとった記憶が…(苦笑)。

・戦闘で敵がアニメーションで表示されるのは同時期のファミコンのRPGを思えば破格の豪華さと言えるのだが、一方で敵は1体しか表示されず、複数出て来た時は必ず同じ敵が数体だったり。また、敵が複数出た時に集中攻撃など出来ず、ランダムで標的が散るのでなかなか数を減らせないのが地味にストレス要素。
カンソウ デアル。
 わしの場合、後にドリームキャストやゲームキューブで出ていたオンラインRPGの『ファンタシースターオンライン』からシリーズに入ったんで、相当遅れて遊んだ事になる。
 作りとしてはオーソドックスなドラクエタイプの部分もあれば、3D表示のダンジョン等、ウィザードリィ系の影響も受けている感じであり、SF的な色合いの濃さ等の独自色も相まって後発作品らしく色んな要素が取り込まれた意欲作って印象。
 ただ、細部のバランスだとか仕様だとかやたらと粗っぽい作りだったりする点が、『遊びやすさよりも技術力誇示』と申すか、ここをもうちょっと客側の視点に立って作ってくれりゃ良かったのになーって思える脇の甘い部分が多いようにも思えるのはチト惜しい。その辺も込みでなんかいかにも「あぁセガ製だわぁ」って思えるゲームではあった。

掲載日:2019年4月23日


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