ドラゴンクエストII
悪霊の神々

メーカー:エニックス
機種:MSX
発売年月日:1988年2月
価格:6800円
ジャンル:RPG


かいたひと : アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム シナリオ 総合評価
81
プレイ時間・・・20時間程度
※映像~シナリオは10点満点、総合は100点満点
良いべな。 駄目だべじゃ。
・基本的にはファミコン版と同様。前作「1」に比べると話す際に方角を指定しなくても良くなったり、操作性が向上した。パーティ製の導入により、最大3人まで仲間が増え、戦闘に大きく深みが増した。

・ムーンブルクの王女に隠しイベントが追加された。そう、「あぶない水着」です(もう時効だと思うし誰も感動しないだろうから・・・ネタバレに配慮せずに書くね)。ファミコン版より優れているのは精々この程度だし、画質は悪いし、画像自体も大してエロくないのだが(ってか、これ、鳥山明のテイストがまったく出てないよな・・・)。ま、当時のROMは文字入れるのにも苦労するようなキツキツの状況だったろうから、あんまり凄いモノは望めないのだけど。
・スクロールがなんか重いだとか、フィールドでのキャラの背景が黒いだとか、ファミコン版に比べてグラフィックが大きく劣る。他、BGMも多少劣化している感じがする。

・終盤の敵が鬼の如く強かったという、極悪だったバランス面は改善されてない。時間が無くて調整できなかったのが原因だったとなんかのインタビューで開発者が言ってた気がするが、移植にあたって少しは手を加えていてくれても良かったのにね。それともMSX版はスタッフが違うとかで迂闊に手が加えられなかったのか・・・な?

・「ふっかつのじゅもん」が長ったらしくて入力が面倒で、間違うとこの世の終わりになるのも移植元の作品と同様。
感想じゃ
 まー、基本的には劣化移植なのだけれど、実は先にやったのはこちらだったと言う(苦笑)。最初は仲間が揃ったあたりで復活の呪文が合わなくてやる気を失くしてやめた。クリアしたのはファミコン版が先でしたがね。最近出た「9」なんかでも「ムズカシー!!」とか言ってたのだが、「9」とは比較にならない難しさを誇っていた元祖「2」(スーパーファミコンなどリメイク版は相当緩くなってるので除外)。辛口とかそんなレベルじゃなかったねえ。口に入れたら味も分からず「うぎゃ~~~」って悶絶するしかない、そんなシロモノ。うむ、よくクリアできたものだねえ。当時は若かったから。「若さとは強さなり」。最近、切にそう感じてます。

掲載日:2011年1月23日

関連作品のレビューはこちら!
ドラゴンクエストII (1986年・FC)


機種別一覧に戻る

レビュートップページに戻る

縮緬遊戯堂トップページに戻る