ゴーファーの野望エピソードII
メーカー:コナミ
機種:MSX
発売年月日:1989年1月27日
ジャンル:シューティング(2D・横スクロール)
映像 | 音楽 | 快適性 &操作感 |
独自性 | 難易度・ バランス |
ボリューム | 総合評価 |
8 | 10 | 6 | 8 | 7 | 6 | 75 |
良かですたい! |
・他からの移植度優先ではなく、アレンジを施して、「この機種ならではのベスト」を貫いてる開き直りっぷりが良い。ただの劣化移植に留まらない、本作ならではの味もある。実質的にグラディウスシリーズの作品なんだが、80年代の作品としては破格のパワーアップの豊富さとか用意されてて、見た目にも動かす分にもしっかり楽しめる作りなのが嬉しい。 ・BGMがヒジョーに良い出来ですな、これ。響きが良くて透明感のあるサウンドは『この時代におけるゲーム・ミュージックの一つの頂点』って表現してもよかろうレベル。効果音も抜群の出来。 ・グラフィックもハードの制約上、相当なムリがあったとは思うんだが、見栄えの面で『このハードでここまで表現できるか!?』っていう感動はある。 ・理不尽に難度を引き上げないような丁寧なバランス調整が光る。 |
ダメですばい。 |
・『ハードの表現の限界に挑む!さあ見ろ、我々の技術をッ!』っていう開発者の叫びが痛いほどに伝わっては来る……んだけど、結局のところ、『MSXって枠で考えりゃ凄いけど他機種基準だとぼちぼち』レベルに留まってる気はする。 ・シューティングってジャンルでスクロールが荒く当たり判定において色々と理不尽さを抱えてしまってる感は否めず。上の欄で「理不尽さには配慮され〜」とは書いたけども、ハードの限界に由来する操作面の理不尽さまでは取っ払えなかった感あり。この作品ならではの良さはあるけど、シューティングとして操作性・快適性にかなりのハンディがあるのもまた事実。 ・考えられてるステージ構成&バランス調整であるが、このジャンルのシューティングらしく、やっぱり中盤以降は結構…と申すか、鬼のように難しい。前述の操作性の悪さもあり、必要以上にイライラさせられるのがキツい。 |
感想ですけん。 |
出た当時からすればハードの限界を感じさせない圧倒的な存在感があったゲームだと思うし、実際凄いゲームではあるんだけども、やっぱり操作性・スクロールの粗さにおいてハンディを抱えてる分、ちょっと損してるかなぁ…といった印象。 面白い作品ではあるのは確かなんだが、実質的にグラディウスであって緻密な操作を要求されるのに操作性の悪さがね…。限界を超えてる部分と同時に超えられない限界も同時に感じられてしまう存在かも。 |
掲載日:2015年11月9日
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