スターフォックス64
メーカー:任天堂
開発:任天堂 情報開発部
機種:ニンテンドウ64
発売年月日:1997年4月27日
価格:8700円(振動パック同梱)
ジャンル:シューティング(3D)
広告(良かったら買ってくれぃ) |
N64カセット単品 WiiU-VC 3DS移植版 |
映像 | 音楽 | 快適性 &操作感 |
独自性 | 難易度・ バランス |
ボリューム | 総合評価 |
8 | 9 | 9 | 9 | 8 | 6 | 88 |
すンばらしい!! |
・ハード能力の向上により画面が滑らかになり、フレームレートの向上で操作性も良くなった。BGMの重厚さも格段にアップ。そして、当時主流だったCD-ROMで供給されるゲーム機よりROM容量の少ないカートリッジのニンテンドウ64のゲームにもかかわらず、キャラクターが「これでもか!」とばかりに良くしゃべる。道中は敵味方の掛け合いで溢れてなかなか賑やか。似たようなシューティングって現在でも意外と無くて、その点でも現在でもオンリーワンであり続けている存在やもしんない。 ・一応シューティングに分類されるのだが、遊んだ感覚は他のシューティングとは大分異なり、操作感に重みを置いた作りでストーリー要素も強め。3Dスティックによる操作感が非常に優れており、浮遊感や一体感はバツグンに良い。広末涼子起用のCMでやたらと強調されていたが、コントローラに振動パックを装着すれば派手な振動でより臨場感が増す。 ・従来のアーウィン(戦闘機)での戦いだけでなくランドマスター(戦車)に乗っての地上戦、ブルーマリン(潜水艦)に乗って戦う深海での戦い追加。一方向に進んでいくスクロールの従来のモードに加え、一定の区域で自由に飛び回りミッションをこなすオールレンジモードも用意され、ステージのバリエーションが豊かになった。 ・前作よりも難易度はかなり簡単になり、クリアするだけなら前作よりは敷居は低い(唯一、スターウルフ戦の最後の方だけはやたらムズいけどもな)。 ・一見地味な対戦モードだが、しっかり人数を4人集める事が出来ると、派手にボムとか入り乱れて見た目的にも豪快で結構楽しかったりする(1対1だと単純に巧い方が勝ちやすいんで接待用としてはちょっと展開的にダレるが)。 |
イカンぞねー。 |
・1回クリアするのに結構な時間がかかるのに中断セーブやパスワードなど途中から再開できる機能が一切無いのは不親切。まとまった時間がとれないと通しでは遊べない。 ・スーパーファミコン版の真っ当な進化版といった感じで目新しさには乏しい。また、スーパーファミコン版の続編ではなく、シリーズのリブート版的な位置付けであり、細かい設定の違いとか、気になる人は気になるかも(わしは任天堂ゲーにその部分は求めてないんで気にならんかったですが)。 ・ボリューム自体はあんまり無い。あくまでスコアアタックなり対戦なり、プレイヤー側が何かモチベーションを見つけて遊ばんと、すぐ飽きてしまうかもしんない。「1回クリアしてED見たらもういいや」ってプレイヤーさんにはあんま合わん内容かも。 |
感想でやんす! |
シューティングと言えばどこか高難易度で「ゲーセン野郎が理詰めにやり込む!」みたいな内容のゲームが多くなってしまったが、このゲームに関して言えば、普通にクリアする分には難易度はそれほど高くない。キャラも立っていて馴染みやすく、シューティング慣れしてないプレイヤーさんでも十分楽しめる内容。一方でスコアアタック等のやり込み要素もあって、万人にオススメできるって点でこのジャンルとしては貴重な存在。 個人的にはスターフォックスシリーズと言えばコレ。このシリーズ最高峰と言える存在だと思う。スターフォックスは毎回変なギミックに凝って真っ当な3Dシューティングのこの64版の系譜に連なる続編が未だに無い(3DS版の移植はあるけどな)。作る側(…ってかこのシリーズの元締め的存在であるミヤホン氏)が「フォックスもマリオみたいに色々やらせたい」って思ってるように感じるから客側にとって「コレジャナイ」ばっか出てくるよーな気もするんだが、スターフォックスってそこまでアレコレ手を広げて受け入れられる程の強いIPじゃないと思うのよね。もうちょい原点に立ち返ってこの64版の真っ当な進化版を遊んでみたいってのがわしの願いでもあるが…さて。出ねぇかな、そういうの。 |
掲載日:2004年8月5日
更新日:2018年5月29日
機種別一覧(ニンテンドウ64)に戻る
レビュートップページに戻る
縮緬遊戯堂トップページに戻る