F-ZERO X
エクスパンションキット

メーカー:任天堂
開発:任天堂 情報開発部
機種:ニンテンドウ64(64DD専用)
発売年月日:2000年4月21日
価格:64DDに同梱(30000円)
ジャンル:レース(マシン・コースクリエイト)


かいたひと : アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
73
プレイ時間・・・10時間程度
※映像~ボリュームは10点満点、総合は100点満点
よかったんでぇぇ~~い! イヤー!ここがこまるんでぇぇぇい!
・コースを作るのが粘土でコネコネしてギューって伸ばす感じで作っていくのが楽しい。開発者が使ってたツールとほぼ同等の内容ってことなのでクリエイター気分でコネコネ。あんまり凝ると完走できなくなるケースが多発するので、控えめに作ることが大事(苦笑)。

・マシンクリエイトで自分の好みのマシンを作ることもできる(性能なんかもある程度だけど自由に設定可能)。

・元から良い曲が多かったので、音がステレオになったのは素直に嬉しい。新曲もなかなか味があってよろしい。JAPONは三味線ベースでなんかカッチョエエぞ!!
・メニュー画面やマシン選択時の微小な読み込み時間はカートリッジROMに慣れた身にはやっぱり気になる。

・新たに追加されたグランプリのカップ(DD1とDD2)だが、完走するのにさえ一苦労する超絶難度で意地の悪いサーキットばかりで、あまり面白いとは言い難い。第一にフェイントやトラップだらけで走っていて爽快感が無い。また、COMがまともに完走できないものが、どうして人間がクリアできるものなのか?根性だけでなんとかクリアしたが、どうにも後味が悪い。

・せっかく苦労して作ったコースも一般に公開できたりはしない。ハードの制約上とか、当時のインフラの状況とか確かに仕方のない面はあるものの、ちょっと残念に感じたり。ネットを通じてタイムアタックランキングとかも取得できたらもっとハマれたと思う。まー、これは次回作への要望かな(一応、CLIMAXでコースエディットは実装していたが、本作ほどパーツの組み合わせに自由度は感じないので)。
いやはや、感想でござる。
 「F-ZERO X」の拡張用ソフトという、特殊な位置づけの作品。新たなコースが加わっていたりするけど、やっぱりメインはコース作りとかマシン作りとかクリエイティブな部分。ちょっぴりだけゲーム開発者になった気分が味わえます。
 しっかし、新たに加わったカップは意地の悪いサーキット揃い。ブースト使ったら即落下するコースとか、極細ハーフパイプとか、最早苦しみしか残らない意地の悪いものだらけ。根性で完走はできたが、後味は良くない。曲はいいものが揃ってるだけに、その点が惜しい。

掲載日:2010年7月4日

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F-ZERO X (1998年・N64)


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