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ケイデンス・オブ・ハイラル:
クリプト・オブ・ネクロダンサー
feat. ゼルダの伝説

メーカー:スパイク・チュンソフト
開発:Brace Yourself Games
機種:ニンテンドースイッチ
発売年月日:2019年6月13日
価格:2980円
ジャンル:アクション


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執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
7 7 7 7 6 6 69
プレイ時間…3〜4時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
よかばい。最高ばい。
・音ゲーとアクションRPGの合わさった独特の小気味良いプレイ感覚が楽しい。よくある音ゲーみたいに「画面上から音符が弾幕のように降って来る」のではなく、基本的には「BGMの拍子に合わせて動く」程度、かつ、『MOTHER3』のサウンドバトルみたいに変拍子ポイントの多いトリッキーな曲とかはそんな見当たらんので、音ゲーが得意でないプレイヤーでもそれなりに楽しめるシステムにはなっている感じ。

・見た目は『神々のトライフォース』がベースで、ドット絵も丁寧に作られている印象。あえてドットは粗めに作られている感じだが、見栄え・動き共に懐かしさを感じる作りで出来はよろしいかと。海外メーカ開発だが、絵柄もほぼ違和感ナシ(厳密に言えばパッケの絵とかからはそれなりに洋ゲーチックなクセは感じるが、ドット絵でだいぶ軽減されている感じ)。

・BGMはそれ以外の幅広いゼルダ作品からアレンジされているが、ムチャなアレンジとかは無く、基本的には原曲のイメージを崩さない感じ。元の曲の音質を上げて伴奏を加えたようなアレンジが中心なんで懐かしさも充分味わえる(個人的にはYoutubeとかで見られる外人さんの原曲が残らんくらいの過激な○○風アレンジ!…みたいなのはどーも好かんので、こういう原曲尊重の路線の方がありがたい)。
お〜の。イカンぜよ。
・見た目やサウンドは上手く『ゼルダの伝説』の雰囲気を再現している感じだが、あくまでゲーム部分は『クリプト・オブ・ネクロダンサー』ベースであり、あくまで雰囲気だけゼルダに寄せた感じ。ほんのり謎解きっぽい要素もあるにはあるが、仕掛けのパターンは多くなくワンパターンな印象も。

・↑で「まぁこういうゲームな事は分かる。…が、独特のプレイ感覚が楽しい」とは書いたのだが、常時拍子に合わせて戦闘とか謎解きとか強要される分、どうしても忙しさ・落ち着かなさも感じてしまう。ゲーム部分にも骨太なゼルダ成分を求めると肩透かしを食うカモ。

・ネット上のヨソ様のレビューとか見てると、これでも『クリプト・オブ・ネクロダンサー』本編よりだいぶ手加減してくれているらしいのだが、個人的には充分難しく感じた。まぁこの辺はわし自身の音ゲーってジャンルがニガテっていう素養部分や好きでもないって要素が関係してそうではあるが、そのようなゼルダは好きだけど…っていう音ゲー好き以外の一見さんへの配慮が足りてるかって観点では物足りなさも。
感想でござ〜る。
 人気の海外製インディーズゲーム『クリプト・オブ・ネクロダンサー』と任天堂の誇るアクションRPG『ゼルダの伝説』のコラボ作品。

 スイッチさんオンラインのタダ飯キャンペーンに選ばれていたので遊んでみた次第である。コラボ作品であり任天堂以外のソフトハウスが手掛けているが、グラフィックやサウンド周りは丁寧にゼルダの雰囲気を再現しており、ゼルダ成分を求めるファンも満足できる出来かと思う。ドット絵を前面に出した作りで、世界観はスーファミ版の『神々のトライフォース』やGB『夢をみる島』がベースになっている印象だが、楽曲だとかはゼルダシリーズで特に評価の高かった『時のオカリナ』由来の物も多いイメージ。個人的にはこのシリーズを遊ぶのは初めてだったが、音ゲーとA-RPGを上手く融合しており、小気味良い挙動&BGMもあって、独特のゲーム性はなかなか楽しい。
 一方で、難易度はかなり高めに感じるし、ゲーム部分はあくまで『クリプト・オブ・ネクロダンサー』で『ゼルダ』のガワを載っけただけにも思える。
 どっちかって言えばゼルダ好きの人がネクロダンサーに入るってよりは、ゼルダも好きなネクロダンサーのファンが楽しむアレンジ作品って位置付けだろーか。任天堂の看板シリーズを預かってるだけにゲーム自体は丁寧に作られてるし楽しい事は楽しいけども、どうもリズムに乗ることを強要されるだけに落ち着かないのが難点と言えば難点。この辺で好き嫌いは分かれそうな感じではある。

掲載日:2023年5月19日


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