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Castle of Heart
メーカー:レイニーフロッグ
開発:7LEVELS
機種:ニンテンドースイッチ
発売年月日:2018年11月29日
価格:1800円
ジャンル:アクション(2D・横スクロール)


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
6 5 5 4 5 5 51
プレイ時間…4〜5時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
よひのである!
・オーソドックスな横スクロールアクションで、使うボタンはやや多いものの慣れるの自体は容易な作り。難易度は高く覚えゲー的色合いが濃いんで、クリア時の達成感はそこそこある方かと思う。

・チェックポイントが多めに配置されており、ミスしてもすぐその近くの箇所から再開でき、リトライがそれほど苦ではないのは良し。

・安価帯のソフトの割には、グラフィックは安っぽさはなく、そこそこ凝ってる感じ。Switchだとグラに凝り過ぎると動作が重くなってカクカク…ってのもありがちだが、そういう不愉快さが無いのも良い(まぁ地の挙動自体は↓で触れてるようにそんなに爽快感は無いのだけども)。
イカンのでござる!
・重苦しい雰囲気だけど内容的には『スーパーマリオ』・『ドンキーコング』・『ロックマン』チックなベタな横スクロールアクション、勝手に体力が減ってく部分は『高橋名人の冒険島』(もしくはアドベンチャーアイランド)、戦闘部分はほんのり『悪魔城ドラキュラ』って感じで、他のメジャーなゲームの切り貼り的な雰囲気が強い。武器の種類は多いのだが個性はあんまり感じない。アクションゲームで重要な動かしての爽快感だとかも弱い。

・敵の配置とかもワンパターンで動きも少ない。落ちると一発死の穴がやたらと多く、しかもやたらとギリギリでのジャンプを要求される場面が多い。ジャンプ先に狙い澄ましたようにダメージを受けるギミックが配置されているのが多くて非常に陰険。

・グラフィックは全体的に暗い感じであり、ダメージを受ける地形が分かりづらいのがかなりイライラ要素だったり。
感想じゃぞ。
 セールでやたら安く売ってたので買ってしまい、その後しばらく存在を忘れてて最近になって遊んでみたゲームである。

 世界観だとかは一見凝ってて出だしの演出もなんか奥深そうに感じるものの、実際のゲーム部分の出来はオーソドックスかつどっかで既視感がある要素の継ぎ接ぎ色が濃く、無難なアクションゲームにちょっとダークな雰囲気を載っけたって感じの作り。挙動部分がモッサリしていて爽快感に乏しく、遊んでて「面白い!」って感覚が非常に弱い。

 アクションゲームとしての完成度は平凡…と申すか、「中の下」辺りでまとまってる印象。「悪魔城ドラキュラっぽい雰囲気のスーパードンキーコング」って例えるのが近いと思うが、ソレら名作のように楽しいかって言うとかなり微妙。無難にまとまってフツーに遊べる反面、別に面白くはないって点ではタチが悪い。要素要素は結構忠実に色んなトコから引っ張って来てるのが見て取れる一方、肝心の面白さまではマネできなかったようである。ソコが一番タイヘンなんだなァ…やっぱ(苦笑)。

掲載日:2024年2月13日


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