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COFFEE TALK
メーカー:コーラス・ワールドワイド
開発:Toge Productions
機種:ニンテンドースイッチ
発売年月日:2020年1月30日
価格:1600円
ジャンル:アドベンチャー(テキスト)


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ついでにバリスタマシン
もどうぞ♪

執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム シナリオ 総合評価
6 7 7 6 7 5 7 68
プレイ時間…3〜4時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
最高じゃのぅ。
・どこか現実を思わせるような設定(アメリカ西海岸がベース)ながらファンタジー要素(エルフとか獣人とかが普通に生活しているって設定)を適度に混ぜ込んだ世界観が独特であり、それでいて意外と違和感もなく。作中で種族間の違いとして描かれてる点が現実では人種だの宗教の違いってイメージすると共感しやすいかもしんない。事件とか戦争とかじゃなく、日常をベースにそういった異文化の人間とのコミュニケーションを主題にしてるって感じかな。しっとりとした大人のムード漂う雰囲気ゲーとして出来はよろしいかと。

・ドット強めの彩色はベタ塗りで、恐らく意識的にレトロな雰囲気を出そうとして描いているものとは思うが(スーファミのアドベンチャーゲームとか思い出す作り)、一方でキャラクターの表情のパターンとかは非常に豊富であり、この辺りもなかなか凝っているな、と。

・海外のゲームだが、翻訳はしっかりしていて口語的な表現も込みで違和感を覚える所がほぼ皆無な所は良かったと思う。テキストアドベンチャーで文の表現がヘンだったりすると雰囲気が出なくてガッカリもイイトコなんで、ローカライズがしっかりしている所はありがたい(DL専売のインディーズ作品ってここらへんが怪しい作品が多いからな…)。
イカンのである。
・ゲーム的な色合いはあまり濃くなくて、あくまで文章を読むのがメインのテキストアドベンチャー/ビジュアルノベル/ムービーゲーチックな内容止まりであり、プレイヤーが介入する余地があんまり無い。って事で必然的に遊んでても刺激は少なめかと(わし自身がこの手のジャンルをあんま好まないのも相まって余計退屈に感じちゃうのカモ)。

・ドリンクを客に出す事のみがシナリオ分岐のキッカケであり、かつ、そのヒントが少ない。客側からしっかり注文が出ていれば分かりやすいのだが、ほぼノーヒントの事も多く、その点ではちょっと理不尽さもあるかも。まぁそういう不親切さも込みで何となく遊ぶ方が適した内容とは思うが。

・ボリューム自体はダウンロード版がメインのインディーズのテキストアドベンチャーって事で、あまり無い感じ。
感想なりよ。
 個人的にはテキストアドベンチャーってあんまり好みのジャンルじゃないんで日頃遊ぶ事はほぼ皆無なのだが、今回はスイッチさんオンラインのタダ飯キャンペーンで選ばれたので良い機会だと遊んでみた次第である。

 内容は一本道に近いテキストアドベンチャーであり、ゲーム的な要素が少なく文章を読むだけって事で、ゲーム性は希薄で刺激も少ない印象。ボリュームもそれほどではないしシナリオ展開もしっとりし過ぎて淡々と展開するモンだから、そんなビックリとか感動するタイプのゲームではない。とは言え、逆に普段遊ばないからこそ新鮮に思えたりする要素も多かったとは思うし、ライトな雰囲気ゲーとして良く出来てるかな、と。
 他のゲームをガッツリ遊んでる合間に本でも読むような感じで起動して、しっとりムードを満喫するって感じで遊ぶとよろしいかと思う。

掲載日:2022年11月29日


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