縮緬遊戯堂 > レビューランド > ニンテンドースイッチ > Dead Cells

Dead Cells
メーカー:Motion Twin
機種:ニンテンドースイッチ
発売年月日:2018年8月7日
価格:2480円
ジャンル:アクション(2D)


広告(良かったら買ってくれぃ)

アワワ…成仏して…
数珠でもどーぞ。

執筆: こうちゃ関西営業所長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
8 8 7 8 8 9 79
プレイ時間…10時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
よろしいかな。
・ローグヴァニアとも例えられている通り、内容としては0装備から始めるローグライクのシステムと、キャッスルヴァニア(=悪魔城ドラキュラのこと)を組み合わせた感じ。ランダム形成されるダンジョンを巡りプレイ毎に新鮮さが強いローグライクとしての面白さと、アイテムやゴールを求めて探索するキャッスルヴァニアのアクションとしての面白さが見事に組み合わさっている。

・ゲームを進めるごとに新武器や新アイテム等が数多くアンロックされるようになっており、能力も千差万別なのでどういう使い方をするかの試行錯誤が楽しい。戦略性よりもプレイヤーのアクションの腕前を求めてくる面が強いが、それだけに一味違うアクションの面白さが体感出来た。

・ドット絵によってほぼ全て描写されているが、細く描写されている上にヌルヌル動いていてかなりのクオリティ。チープな印象はほぼ無く、ドット絵ながらもゴシックホラーの雰囲気がしっかり出せている。

・全体的に難易度は高めで、最初のプレイ時の難易度でさえ5段階ある難易度の中でも最も下に属するほど。一般的なローグライクゲーム等と同じく、何度もプレイしていくとクリアに近付ける程度の手強さには収まってるし、アクションが得意なプレイヤーはどんどん高難易度へと挑戦出来るのでやり応えがある。

・カスタムモードを使う事により、プレイヤーがゲーム内容を大きく変えられる点は驚いた。ゲーム中に登場するアイテムをプレイヤー自らがON-OFFの切り替えが出来たり、ステージの形や登場するアイテムは初期乱数の値によって毎回決められているが、この乱数の値をプレイヤーが設定する事も出来る。自主的に縛りプレイをしたり、全く同じ乱数の値でプレイして誰かとタイムアタックをしたりと、独特なプレイスタイルの幅が広がるので個人的には好評。
いかんようである。
・チュートリアル不足感がやや漂う。何度も死ぬ事によってゲームを覚えるローグライクをモチーフにしてるのは分かるが、ゲームを進めるごとに追加されるシステム等はともかく、最初から使えるシステムの部分はもう少し丁寧に教えてくれる方が受け入れやすいと思う。あと、足場を降りる等の、一部の操作がやり辛い点は気になった。

・画面がやや暗く、隠しアイテムがある場所や、敵が受けてるダメージの表示等が小さくて見辛い。ゲームの内容的に画面が暗い事はともかく、字はもう少し大きい方が良かった。

・DLCを買う事によってゲーム中で進められるステージが増えるようになっているのだが、徒労の果てにDLCを買ってないと進められないステージの入り口だったとなると、かなり愕然とする。DLCを買わないとそもそもDLCステージへの入り口が登場しない等の工夫は欲しかったかも。
感想なり。
 Nintendo Switch Online加入者特典の、期間限定無料トライアルで配信されていたのでプレイ。ローグライクもメトロイドヴァニアも好きなゲームジャンルである自分にとっては、その二つの融合と言われていた本作の事は気になっていたので、かなり嬉しかった。

 最初はややこしいゲームなのかと見間違う事間違いなし。実際に進めていくと、基本的な部分は風来のシレンのようなローグライクゲームどころか、探索型の悪魔城ドラキュラシリーズ等よりも複雑じゃない事は分かってくるのだが、高難易度かつチュートリアル不足感が漂うせいで、この手のジャンルに親しんでいない人や高難易度ゲームが苦手な人は受け入れにくい点も多いんじゃないかと思われる。

 一周プレイが長くても二時間弱ほどで終わる事や、ランダム性が強い事などから中毒性が高い。一筋縄ではいかない難易度や、カスタムモードによる遊びの幅の広さなど、高難易度アクションゲームを好むプレイヤーにとっては何かとニーズが合ってるんじゃないかと感じた。

 ゴシックホラーの雰囲気や細かいドット絵の描写等も魅力的だが、本作の真髄は中毒性の高い高難易度アクションにあるのではないかと。そういうゲームを好む人であればプレイしてみても良いと思う。

掲載日:2020年3月12日


執筆: アルツ社長  (プチレビュー)

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
8 6 8 6 5 6 63
プレイ時間…5〜6時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
よひ!よひぞ!!
・ポリゴン描写一切ナシの古典的2Dドット絵スタイルだが、質感はなかなか独創的。主人公から雑魚敵に至るまでアニメパターンも多くヌルヌル動く。かなり力が入ってる印象。

・海外産のゲームだが、翻訳は違和感の大きな箇所はなく、概ねしっかり手掛けられとる感じ。

・アクションとしての手触り(挙動だとか)は良好。沢山用意された個性的な武器で敵をバッサバッサ葬って行くのはなかなかの爽快感がある。
イカンぞな。
・ユルい方でも難易度は高く、ちょっとザコ敵の処理に手間取ると複数の敵からリンチされてアッサリとゲームオーバーになったりする。死ぬとその面からコンテニューできるなんて事はなく、容赦なく毎回最初からやり直しになるのがダルい。下手クソな程、最初の方のミスする心配の無い同じ面を延々と遊ばされるのがどうもなー…って感じではあった。

・ローグライクって宣伝されとって多少ランダム性はあるものの、そこまでランダム性がプラスに作用してるかって言うと、正直そうでもなかったかな、個人的には。武器とかロクなモンが選択肢に入ってないとガッカリする事も多々アリ。それも含めてのローグライクなんだろうけど、たまたま調子よく先に進めた時にパワーアップ選択肢がショボかったりすると、なんか理不尽極まりないと申すやら。もうちょっとなんとかならんかっただろうか?

・経験値を貯めて新武器・スキルを開放するスタイルだが、貯まりが遅くなかなか新たな種類の物が増えない(ヘタッピなわしだと何回もゲームオーバーになってようやく1つ…とか)。かなりシブめのバランスで、水増し感もある点は残念。

・グラフィックに力が入ってる反面、サウンド面はそんなにインパクトは無いかなーという感じではある。
THE 感想。
 「スイッチさんオンラインのタダキャンペーン」で遊んでみたので軽く感想を。

 PC込みで多機種で出ているローグライクを謳ったアクションゲームで、ステージ構成や敵配置にランダム性があるのが特徴。
 「神ゲー!」だとか「横スクロール版ダークソウル!」的な声もチラホラ聞こえたタイトルだが、そもそもわしはデモンズソウルとか速攻で挫折した「難しさで売ってるようなゲームとは相性サイアクなヌルゲーヲタ」である。基本「死にゲー」寄りのバランス取りらしく、わし的には「しんどい」・「ダルい」が先行しちまって、正直なところ響く内容じゃなかったかな…って印象である。もうちょいACTヘタッピさんに向けた配慮がありゃ良かったのだがなァ…。

 ま、1円も払わずに遊んどいて文句ばっか言うのもアレかも、だが…(苦笑)。

掲載日:2020年4月7日


縮緬遊戯堂 > レビューランド > ニンテンドースイッチ > Dead Cells