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不思議のダンジョン 風来のシレン5Plus
フォーチュンタワーと運命のダイス

メーカー:スパイク・チュンソフト
機種:ニンテンドースイッチ
発売日:2020年12月3日
定価:3980円
ジャンル:RPG(ローグライク)


広告(良かったら買ってくれぃ)
  
DS版 VITA版 Switch版

執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム シナリオ 総合評価
7 7 9 7 8 10 7 81
プレイ時間…15〜20時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
アニキ!最高だよ!(ペケジ風に)
・基本的にはニンテンドーDSがベースのベタ移植+αと思いますんで、大抵の良い部分、悪い部分もほぼ共通……って事で、DS版のレビューもご参考にどうぞ→ こちら

《元のDS版と同様の点》
・『風来のシレン4』がベースのバランス調整版と言った趣だった『5』を移植。基本的にはDS版をそのまま持ってきた感じではあるが、解像度が上がって画面が広くなった事もあり(視界そのものも広くなっている上、通常の画面を小さく配置してサブ画面を常時表示が可能など)、遊びやすくなっているのは◎。

《新たに感じた点》
・DS版はセーブデータが2コしか作れなかったが、こちらスイッチ版はデータ数が大幅に増えた。

・BGMは音質が上がっており、聴き応えがある。サウンドテストで聴けるのも◎。

・ただでさえボリュームはある方だったと思うが、追加ダンジョンが更にドカンと追加され、定価を考えれば圧巻の物量を誇る。一部バランスが極端な物も見受けられるが、まぁオマケモードみたいなモンなんで、あんま目くじら立てずに楽しいと思える物を遊んでいけばよろしいかと。

・グラフィックは3Dポリゴンでなく2Dのドット絵だが、不思議のダンジョンシリーズはドット絵の方が操作性が軽快で見やすい事が多いんで、まぁドット絵のまんまでよろしいかと(逆に言えば今度出る『6』は評判の悪かった『シレン3』に近い見た目なんで、快適性部分でどーも不安がある…)。
イッカーン!(ガイバラ風に)
・世界観にそぐわないネットスラングとか多用の道具名・説明はそのまま。シレンシリーズは結構ベタなギャグとかテキストでの遊びが多かったが、本作の方向性は従来よりもちょっと偏りがあったなァと。まぁ直そうとすると殆ど新しく作んなきゃムリなくらいその手のネタが満載だったんで(+登場キャラにも絡んだ要素でもあったり)やむを得ん所かもしれんが…。

・クリア前のシナリオはだいぶアッサリめ。クリア後が本番とも言えるシリーズであるが、少々淡泊過ぎる気も。

・ドット絵とフォントの解像度が異なるなど、統一感が無くてちょっとやっつけくさい部分もある(最近の初期ドラクエのスマホからの移植なんかでもあった要素ね)。
でやーい!感想でェーい(ジロきち風に)
 『風来のシレン』の5作目の移植作品。基本的にはベタ移植に近いと思うが、解像度が上がっていたりBGMの音質が向上したり、演出部分はそれなりに向上しているし、オマケの追加ダンジョンもかなり増えてボリューム面は更に向上している印象。

 「ベタ移植とかソレ+α程度の移植でフルプライス」とかであれば、カネが勿体ないんで個人的には買わない事の方が多いのだが、DL版が1000円とかで売られてたんで、ついつい手を出してしまった次第(このくらいの値段であればまぁお手軽だしな)。『5』自体がどちらかと言えば完全新作ってよか『4』の調整版って感じだったし、このスイッチ版移植も追加要素はあるとは言えそんな変わってる要素もナイと思うが(DS版を去年辺り遊び直してたんで尚更)、まぁ出来自体は良作以上の域にはあると思うししっかり楽しめる内容とは思う。

 ちょっと前のNintendo Directで念願の新作『風来のシレン6』が発表されたが、まぁそのご祝儀って事で。チュンソフトの開発者はハミ痛さんとかのインタビューで「5のスイッチ版移植が売れたから6もGOサインが出た」とか言う話だったが、わしも6発売決定後に買ってやったんで(←えらそう)よろしかったら『風来のシレン7』もよろしく……(←気が早すぎ)。

掲載日:2023年10月10日


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