縮緬遊戯堂 > レビューランド > ニンテンドースイッチ > ゴルフストーリー
ゴルフストーリー
メーカー:フライハイワークス
開発:Slidebar Games
機種:ニンテンドースイッチ
発売年月日:2018年3月9日
価格:1500円
ジャンル:スポーツ(ゴルフ・育成・RPG)
映像 | 音楽 | 快適性 &操作感 |
独自性 | 難易度・ バランス |
ボリューム | シナリオ | 総合評価 |
7 | 7 | 7 | 7 | 7 | 7 | 8 | 76 |
フン…まぁいいだろう(ガラの悪いオーナー風に) |
・海外製のゲームなんだが、テキストの翻訳は非常に丁寧であり、遊んでいて不自然さとかは感じないし「???」ってなる場面も無い。また、全体的に登場人物が不真面目でやる気なさげ、そして妙に毒を吐く人間だらけであり、作中全体を覆う、すっとぼけたアホ臭い雰囲気が何とも良い味。 ・「ワニに餌をやる」だとか「ゾンビを倒す」だとか「殺人事件を解決する」だとか、一見ゴルフにまるで関係無い事象に対しても徹底して皆ゴルフで立ち向かうってのもシュールで面白い。 ・オーソドックスなボタン三回押しを踏襲した操作方法と、細かいミニゲーム&ミッションを通しての育成って意味では一番近いと思われるのは『マリオゴルフGB』で、あの作品を下敷きにしてテキスト部分を思いっきりナンセンス寄りに振り切らせた感じ。 ・コースはオーソドックスな芝生のコースの他にも墓場とか吹雪とか現実ではあり得んような所にまである点は面白い。墓場は地面が石になってるだけとか、吹雪コースはフェアウェイ外が積雪で常にバンカー状態だとか、しっかりゴルフに反映されているのもユニークではある。 ・ゲームを始めた時のロード以外はほぼ待ち時間無しでサクサク進むのは良し。 |
ダメだな。お前は才能が無い(コーチ風に) |
・ショットを打つ際の初期の着弾予想地点が純粋にホールまでの直線部分でしか設定されない。周り全体が池だとかOB地点にも平気で設定されたりする。コース全体はティーショットを打つ前に1回ぺらーっと見せられるだけで、途中では一切確認できない。またミッションチャレンジ中に失敗が確定しても規定の打数を打つまでは途中で止める事が出来ない。細かい部分での融通の利かなさに少々ストレスを覚えたりはした。 ・ボールの右側を叩くと右に、左側を叩くと左に曲がる。ゴルフゲームの主流派と思われる『みんなのGOLF』や『マリオゴルフ』と方向が逆なんで、慣れるまではちょっと面食らったりも。 ・レベルアップ時のステータス割り振りは、パワーだけは経験値割り振りが再度行えるのに、他のパラメータは一切やり直しが効かないのは少々謎かも(よって、パワーに全振りした上で、下がり過ぎて不便にだけその都度振り直す、くらいしか出来ないのがやや不親切)。 ・COMプレイヤーはチップインイーグルを繰り出したりしたかと思いきや、突如アプローチを連続でミスり始めたり、挙動がやや不審。また、コンビを組まされるCOMは腕がヘタレで必ず1打目に酷いミスをするため、単なるハンディにしかならずイライラが募る。この辺はインディーズ相応のクオリティであり、任天堂ブランドで出た『マリオゴルフ』より見劣りする点。プレイヤーに対しての手加減の仕方はかなり下手かもしんない。 |
YOYO!感想だYO(ゴルフ場でたむろするラッパー風に) |
「ゴルフ」+「育成寄りのRPG」なる、昔ゲームボーイで出てた『マリオゴルフGB』を思いっきりギャグ&ナンセンス路線に寄せた感じのゲーム。 絶妙な翻訳で違和感無く遊べるのが嬉しい。DLゲーって括りで言えばボリュームもそこそこある部類。インディーズらしい細かい部分での作りの粗さも無くはないが、全体としては理不尽要素も無く、高いレベルでまとまった作品と言えそうな。 |
掲載日:2019年4月2日
縮緬遊戯堂 > レビューランド > ニンテンドースイッチ > ゴルフストーリー