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塊魂アンコール
メーカー:バンダイナムコエンターテインメント
機種:ニンテンドースイッチ
発売年月日:2018年12月20日
価格:3200円
ジャンル:アクション


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Switch版 PS4版

執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
7 8 6 7 5 6 67
プレイ時間…3〜4時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
結構ヨカッタヨ(王様風に)
・どこかアホくさくて同時にオシャレさもあるグラフィック・BGM・テキストのデザインが良い味を出している……ってか、間違いなく色々とどこか「ヘン」である(褒め言葉ね)。個人的にはこの手のデザインって好きである。

・各種オブジェクトのデザインはプレイステーション2版の時点で意図的にローポリゴンの簡素なデザインにされていたと思うんだが、思ったより古さを感じない不思議。時を経ても陳腐化しないって意味ではやっぱ優秀なデザインだったのかな、と思ったり。

・後継のシリーズ作品に比べると、かなりストイックかつ高難度な分、巧く思い通りに動かせた時とか、クリアして先のステージに進む事ができた時の達成感はある。

・操作はあんま直感的とは言い難いのだが、急転換やダッシュなど、使えるとタイムが大幅に短縮できるようなアクションもあり。慣れる毎に上達を感じられるって意味では考えられたデザインとも感じる。

《スコアには反映してないけど安心した点》
・本シリーズ他、バンナム製ゲームの一部過去作品であった悪どいアンロック式とかソフトを超えるようなボッタクリ的なDLコンテンツとかは無くて、しっかり作中で完結してる点は良し(本来こうあって当然と思うんで、別に加点要素にはしないですケド)。
ハッキリ言ッテ全然ダメー(王様風に)
・元のプレイステーション2版と同様、難易度はかなり高めで、見た目よりも繊細な「ミス無く正確に、それでいてしっかり効率の良いルート構築と邪魔してくる動物を避けるアドリブ性」を同時に並行して要求されるって点で窮屈感もかなり強かったり。ステージクリアのハードルはもうちょっと低めでも良かったと思う。操作方法にしても、複雑怪奇ってワケではないとは思うが、とりあえずあんまり直感的ではない。スティック2本を使った操作方法自体は似たゲームが無く、体に叩き込ませる必要があると申すやら、相応に慣れは要るかな、と。

・後継の作品に比べると塊が壁などへの些細な接触で崩れやすく、オマケに妙に地形にハマりやすい感じ。こんなあちこちハマるゲームだったかなァ?(公式サイトとか見ると「PS2版より調整され…」って書いてるけど、殆ど変わっとらん気も…)。

・セーブが手動でしか行われないのが、今時かなり不親切に感じる。なにもこの部分まで20年前を踏襲せんでもよろしいのでは。
感想デモ言オウカナ…(王様風に)
 プレイステーション2で発売された『塊魂』第1作目(レビューはこちら)のHD移植版。スイッチさんオンラインのタダ飯キャンペーンに選ばれてたので遊んでみた次第。

 色んな物を巻き込んで転がす塊を大きくし、豪快に何でもかんでも取り込んでしまうのが楽しい。……のだが、壁や障害物にガシガシぶつかっていると塊は削れて小さくなるわ、制限時間もジミに厳しいわで、難易度は結構高く、思ったよりもストイック。見た目ほどの豪快さはなく、むしろ針の穴に糸を通すような繊細さを要求されているのもPS2のオリジナル版と同等。移植にあたってこの辺の敷居の高さも改善されてたら嬉しかったが、基本的にはベタ移植っぽい感じ。

 ただ、やっぱ2000年前後(プレイステーションの1〜2あたり)期間のナムコのゲームって、グラフィック・BGM・テキストのそれぞれに独特のセンスがあって、オシャレと申すか毒があって個性的だったと申すか、個人的には好きだったなァ…と。

掲載日:2023年2月21日


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