縮緬遊戯堂 > レビューランド > ニンテンドースイッチ > リトルドラゴンズカフェ -秘密の竜とふしぎな島-
リトルドラゴンズカフェ
-秘密の竜とふしぎな島-
メーカー:マーベラス
機種:ニンテンドースイッチ
発売年月日:2018年8月30日
価格:5800円
ジャンル:アドベンチャー
広告(良かったら買ってくれぃ) |
スイッチ版 PS4版 ※めっちゃウンコなんで物好きな クソゲーハンターの方だけどうぞ! |
映像 | 音楽 | 快適性 &操作感 |
独自性 | 難易度・ バランス |
ボリューム | シナリオ | 総合評価 |
6 | 6 | 0 | 4 | 1 | 5 | 3 | 25 |
良いのでゴザル。 |
・見てくれ部分はまぁ並程度かなーとは思う。パッケージなんかに描かれたキャラクターのイラストとかも可愛らしい。別に表現のレベルとしてそんな高いと思わんけど、ソレでも書いとかないとこっちの欄に書く事がホンキで無いもんで…。 ・BGMも場面に合った感じであり、それほど不満は無いかなーと。 |
イカンのである。 |
《システム・バランス部分》 ・ゲームとして面白いと思える部分が皆無。悪い意味での作業ゲーっぷり全開である。『牧場物語』からシミュレーション要素をことごとく取り払った上で単調な作業だけで水増しした感じである。一定時間で回復する各素材類をあちこち歩き回ってちまちま回収して行くのがメインとなるが、プレイヤーの工夫の余地とかも無い。ゲームとして何が楽しいのか、どう楽しめば良いのか理解に苦しむ内容。 ・店員を雇って店の作業をやらせる事になるのだが、サボりっぷりが凄まじい。店長であるプレイヤーが店員に指示を出してその間にプレイヤーが素材類を回収しに行くのだが、指示を出しても店員が頻繁にサボって作業をこなさないため、店が回転しない。サボり魔は注意しないとサボったままなのだが、いちいち店まで戻るのが面倒だし、注意して作業し始めてもすぐまた他の店員が…となりがちでキリが無い。注意しても態度を改めるとか成長するとかも無いっぽいんで、恐らくは終始このザマである。 ・料理部分はとってつけたような音ゲーをやらされるが、これも大して面白いと思えないクオリティ。 《操作性・快適性部分》 ・これ、テストプレイとかしてんのかね?ちょっと遊べば明らかにおかしいとしか思えん、操作周りに起因するイライラの数々。仮にわしに権限とかあったら、発売のGOサインは断固出さんですね。 ・カフェの中とかやたらと狭いクセにキャラの当たり判定は大きくどかす事もできないため、プレイヤーキャラが引っ掛かりまくってスムーズに歩けない。ゲームを進めれば進める程、キャラやモノの密度は上がるため、移動に起因するストレスも右肩上がりになる。どーにかならんかコレ…。 ・ジャンプとかドラゴンの乗り降りとか、ボタンを押しても反応する時としない時とがあるのがナゾ。必要以上に1つのボタンに機能を集約し過ぎていて誤爆も多い。 ・頻繁かつ1回あたりの長さも酷いロード。内容が薄いクセに頻繁に待たされるのがイライラ。この内容の薄さでロード地獄ってんだから、また酷いハナシである。店の中から外に出る際は特に待ち時間が長い。 ・地形が入り組んでいる割に地図の類の機能も無いため、頻繁に迷ってしまうのも不親切。 ・カメラの出来も酷い。FPS(一人称視点のモノ全般)じゃなければわしは割と大丈夫な方だと思うが、ソレでもちょっと気持ち悪くなる。 《シナリオ》 ・他の部分の酷さに比べれば些細な問題だとは思うが、シナリオ部分もツッコミどころ満載であり、感動するとか泣けるとか、そういったレベルのものでも無いかな、と。バリエーションも少ない。「え?なんで?」って思える展開が妙に多い。やはり「薄い」としか言えない。必要な描写を省くな。 ・「店に来た客がキレて帰る」とか、そもそもどっか性格が歪んでる登場人物が妙に多いとか、どっか雰囲気もギスギスしっぱなしである。絵柄の柔らかさでホンワカムードを期待して遊ぶと、間違いなくここでも裏切られる。 |
感想なり。 |
「牧場物語のスタッフが手掛けた〜〜」とかいうウリ文句で登場したゲーム。……なのだが、内容は恐ろしく陳腐で退屈、そして何より「薄い」。ひたすら『ストレスの塊』でしかない。いや〜…こいつぁなかなか…。DL専用で数百円でナントカ…って感じの内容だと思うが、よくコレをフルプライスで出したなァ! まぁ個人的には、「かなりのウンコ!」って世間様の評判を知った上で、発売から暫く経って新品980円のワゴンセールでウンコっぷりを野次馬するために買ったんで、ある意味では期待通りではあったのだが、なかなかの破壊力(新品で買ったからメーカに少し利益を還元しちゃったよ!)。ただし、ネタとして楽しめるような手のクソゲーではなく、ひたすら薄くひたすらイライラするだけなんで、正直ウンコっぷりを眺めて楽しむって目的でも大して面白くはない(※クソゲーハンターでもあるわし)。 ゲーム性が希薄な上に、操作性だとかのクオリティも物凄く低くてプレイヤーキャラを動かすだけでイライラ。更に、バランス的にも店で働く店員達がことごとくサボり魔で足引っ張りばっかりするわ、雰囲気自体もどっか常にギスギスしとるわで、遊んでるだけでストレスばかり蓄積していく。 「薄いのに兎に角イライラ」とか酷いハナシではある。ここまで低レベルな内容だと、正直ゲームとしてどの辺を楽しめば良いのか、サッパリわからんと申すやら。 例えとしては『全ての要素のレベルを恐ろしく落としたファンタジーライフ』とか『基本無料の育成シミュレーション系アプリだけど、ゲームバランスは最低で、それでいてしっかりフルプライス』って感じではある。虚無っぷりは突き抜けとるんで、この際、悟りを開く修行用に使えるかも知れぬ…(苦笑)。 しかし毎度思うんだが、「牧場物語のスタッフが〜〜」の当たり率、昔も今も異常に低くないスか?まぁマーベラスって会社自体の手抜きっぷり・志の低さ・技術力の無さも大したモンだとは思うが、退社したスタッフが手掛けたモノもかなり酷い。下手すると牧場物語本編も結構な率でハズレだったりするみたいだしなァ、ヤレヤレ…。 |
掲載日:2021年6月8日
縮緬遊戯堂 > レビューランド > ニンテンドースイッチ > リトルドラゴンズカフェ