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ルミネスリマスター
LUMINES REMASTERED
メーカー:Enhance
機種:ニンテンドースイッチ
発売年月日:2018年6月26日
価格:1980円
ジャンル:パズル


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
7 8 5 6 6 6 64
プレイ時間…10〜15時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
ヒャッハー!最高ダヨ。
・プレイステーションポータブル版の時点でパズルゲームとしては妙にオシャレなゲームだったが、高解像度化された事でキレイさはより引き立ってる印象。かつ、ゲーム自体は軽量級のパズルゲームなんで、他のハードと比べて性能は劣るスイッチさんでも(やたらと長いロード以外は)不足は感じず、しっかりオシャレさを堪能できる感じ。

・ルールは「落ちて来る2×2の四角いブロックの色を組み合わせて同色で2×2以上の四角を作ると消える」(ラインが常時左から右へ流れており、ラインが右端に届いたタイミングで消える)とシンプル。挙動はクセがあるが(下押しっぱで一気にブロックが積み上がったりする等)、まぁ遊んでれば慣れる範囲。

・コントローラの振動はなかなか凝った作りで音楽のビートに合わせて強めの振動が来るのが面白い感触。元のプレイステーションポータブル版には無かった要素であり、差別化って意味ではそれなりの存在感。
アイヤー、駄目ナンヨ。
・ロードに掛かる時間は軽量級(パズルってジャンル)の割にはやたらと長い。メニューの階層移動でもジミに待たされるのがストレスに感じる。一度ゲームが始まってしまえば待たされないものの、リトライで同じモードを遊んでもしっかり待たされる。もうちょっと頑張って欲しかった所ではある。

・基本的には映像や音楽部分のオシャレさを楽しむ内容であり、ボリュームとか遊び応えって面ではアッサリした作りではある。グラ・サウンド部分を抜きに考えると落ち物パズルとしては単調であり、1プレイが結構長くなりがちな割には展開にメリハリが無く、一発逆転要素とかにも乏しい。沢山積み上げてドカンと消す『テトリス』の爽快感だとか、『ぷよ』・『パネポン』みたいな豪快な連鎖等も無い。ルールはだいぶ違うが『Dr.マリオ』のチマチマ感と共通する部分はあるカモ。この辺はPSP版と一緒ですかね。

・慣れたら慣れたで1プレイが平然と30分とか1時間とか続くようになるため、やはり少々ダレる。目や耳からの刺激は強い一方、指・頭へのソレはそこまででも無い感じであり、ゲームとしては単調でやや薄味かも。やはり悪く言っても雰囲気ゲー寄り。
感想ダゼ。
 プレイステーションポータブルで発売した『ルミネス』のHD移植版(PSP版のレビューはこちら)。

 セガから独立後の水口哲也氏の代表作の1つと思うが、個人的には氏のオシャレさ・トリップ感最優先の作風がそこまで合うタイプとも思えんので、まぁ「グラとかお洒落で個性的だけど、どうも単調になりやすくて演出抜きだと面白さはそこまで突き抜けたモンは感じない」ってなっちまう感じではある。

 …とは言え、ある程度慣れて来て惰性でダラダラ遊べるようになってからの独特なゲームとの一体感って意味ではなかなか個性的で魅力があると申すか、コントローラの振動も効果的でありこの辺(ゲームへの没入感・一体感的なモノ)は元のPSP版より巧く働きやすいのかなーとは思う。

掲載日:2023年9月12日
更新日:2024年4月30日


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