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Picross -LogiartGrimoir-
メーカー:ジュピター
機種:ニンテンドースイッチ
発売年月日:2024年4月18日
価格:1800円
ジャンル:パズル


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
7 6 6 6 8 7 65
プレイ時間…15〜20時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
うんいいネ、最高だヨ。
・普段出ている無印版のピクロスシリーズと異なり、ファンタジー的な色合いが濃く、一風変わった雰囲気で楽しめる点は良かったと思う。メインのキャラも既存の漫画・アニメ・ゲームでなくオリジナルのキャラで、そこまでクセも強くないため、すんなり受け入れやすいデザインなのも良かった(雰囲気としてはファイナルファンタジー9の黒魔道士のビビみたいなカワイイ路線って感じ)。

・ピクロス部分はいつものジュピター製ピクロス同様に堅実な内容であり、(下記の視認性部分で結構な欠点がある以外は、だが)操作性・快適性も良い。

・「答えを元に魔法で合成して次の問題を生み出す」ってミニゲームもやや簡単すぎる感じだがちょっとした気休め・気分転換には良い。
あれェ…ダメじゃないかな。
・ジミながら非常に気になったのがパズルの数字の視認性の低さ。現在選択している行・列がモヤ〜っと発光していて非常に読みづらい。オプションで色とか何種類か用意されているのだが、どう変更しても似たようにボヤーっと発光して視認性がよろしくない。そんな感じなんで、わざわざカーソルを該当の列からズラして数字の発光を消して確認する作業を挟む必要があるのが結構なストレス。やー…ジュピターってこういう快適性部分で外した事ってまず無かったと思うんだが、なんだってこんな基本的な要素でヘマするかなァ?(苦笑)

・過去作の流用でなく、演出部分も普段より凝ってるためか、値段はいつもよりちょっと高め(1.5倍くらい)。ボリュームは十分ある方だと思うが、普段より操作性・視認性が悪化しててちょっとモヤモヤしてしまう。

・音楽の出来は悪いワケではないのだが、題材(=黒魔法のファンタジー)の関係か、いつものオシャレさ全開の曲調でなく、ちょっと重苦しく陰気臭い感じの曲が多い印象(雰囲気にはしっかりマッチしてるけどね)。
つまり、感想なのヨ。
 Switchでも沢山出ているジュピター製ピクロスの新作だが、無印版とか他社漫画・ゲームキャラとのコラボでなくオリジナルキャラでの完全新作ピクロス。

 「魔法のファンタジー」を題材にしつつ、そこまでクセは無いため馴染みやすいデザインなのも嬉しい。基本的にはいつものピクロス同様に快適で遊びやすく程よい塩梅のゲームバランスとは思うが、「問題の数字の視認性が非常に悪い」なる欠点はかなり気になる。
 全体としては、マンネリ打破への意欲が感じられる内容であると思うが、唯一、数字の見づらさ部分は残念。欠点らしい欠点ってソレ程度なんで、アップデートかなんかで修正してくれないモンかなァ。

掲載日:2024年9月10日


シリーズ別一覧:任天堂パズル(ピクロス)

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