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進化のひみつ
メーカー:レイニーフロッグ
開発:Forever Entertainment
機種:ニンテンドースイッチ
発売年月日:2018年5月17日
価格:500円
ジャンル:アクション


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ニンテンドーポイント

この際記念にミジンコでもどうぞ。

執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
4 4 5 4 4 3 42
プレイ時間…2〜3時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
よかですたい。
・全体的にほわ〜〜んとした淡い色使いで、まぁキレイと言えばキレイだし、同じ安価帯のソフトでも妙にリアルくさい自機の造形とか、見た目って意味では一応差別化できてるのかなーとは思う。うんまぁ確かに微生物っぽい。顕微鏡でも覗いてる雰囲気があると申すか。

・「上下左右に動く」、「潜る」、「浮かぶ」くらいしか操作が無いのでシンプルっちゃシンプル。なんせエサを探して体当たりして食べるだけだかんね。攻撃とか防御とか回避とかそういう概念自体が無いっぽいんで、アクションが苦手な人でも遊べる内容ではある。
だめですばい。
・薄い。ゲームとしては物凄く薄味。テクニックを磨くだとかとことんやり込むだとか、そういった類の要素は皆無。ひたすらシラミ潰しに餌を求めてフィールドを漂い続けるだけでゲーム性が極度に希薄なせいで作業感ばかり強い。

・ゲームモードは一応複数あり、競争モードと1人で淡々とエサを求め続けるだけのモードがある…とは言うものの、競争モードにしても別に相手を直接的に邪魔出来たりはしないので、結局は作業的に食べ続けるだけである。1人で散歩しながらエサを求めるモードはホント純粋なる作業でしかない。そもそもフィールドを漂う生物・細胞は敵でもなく攻撃も何もして来ないし、当たってもペナルティが殆ど無い(自分より大きな相手に当たると数秒痺れて動けない程度)。なんで、ほんとシラミ潰しにフィールドをウロウロするしかやる事が無い。

・競争モードにしても、悠長にエサの種類を吟味していると種類に関係なく食べまくるCOMに負けるので、結局はエサを見つけ次第、種類を問わず食べるくらいしか手段が無い。

・デザインは低価格相応であり、全体的に安いっぽい。フォントとかも微妙に手抜きくさいし、アクアリウム的なオシャレな路線でデザインされてるのかと思いきや、メニューの説明文では絵文字を多用してたり、悪いけどデザイン性に一貫性が無くてチグハグ感があるのよね…。

・地形が通れるか通れないかあやふやで分かりにくい。どうみても隙間が無いのにくぐれたりする事が結構ある。

・微生物チックなデザインの生き物が多いが、進化の方向性によっては自機がムカデだのゲジゲジだのそれ系統の細長い風貌になるんで、虫嫌いの人には向かんかもしれない…(苦笑)。

・挙動に変なクセがあって細かい調整が効きにくい。また、1つのエサを食べている間は次のエサに触れてもスルーするので、豪快にガガーーっとエサを回収できず、終始チマチマと動かすしかないのが微妙にストレスだったり。

・殆どゲーム性が無いのだが、どうせならCOMと競争するよか、ジョイコンお裾分け・画面分割で多人数対戦とかできれば少しは見どころもあったかもしんない。いやまぁ、何にしても色々テコ入れは必要そうではあるけども…。
感想なり。
 うんまぁ……確かに微生物チックでどこか理科の教科書でも見てるみたいな雰囲気はあるし、まぁそれ自体は独特な味があるとは思うんだが……どうにもゲーム性が薄味、と言うかゲームとして味が無い。そう、無味!真水だよ、まいったなァ!

 定価も安い事は安いんだけど……操作してても面白くないし、"ウンコ"とまでは言わんけども、なんだろう……全方位に渡って薄く広く面白くないんで、オススメはしかねる作品ではありますなァ。オシャレ路線なのかリアル・グロ路線なのか判断しかねる何とも言えんグラフィックの路線は一応味わいはあるにはあるんだけども…(苦笑)。

掲載日:2018年10月2日


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