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シスターズロワイヤル
5姉妹に嫌がらせを受けて困っています
メーカー:アルファ・システム
機種:ニンテンドースイッチ
発売年月日:2018年6月14日
価格:1500円
ジャンル:シューティング(2D・縦スクロール)
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サントラ(DL版) |
映像 | 音楽 | 快適性 &操作感 |
独自性 | 難易度・ バランス |
ボリューム | 総合評価 |
5 | 7 | 8 | 4 | 7 | 6 | 69 |
ウホッ!イイネ!! |
・2000年頃にアーケードゲームとして出ていた弾幕シューティング『式神の城』とほぼ完全に同じシステムを採用。実質的にその新作として遊べる。 ・進むだけならあんまりムリをする必要も無いが、スコアを稼ぐには、敵や敵弾に近付く程に高スコアを獲得できるハイリスク・ハイリターンなシステムを最大限利用しなければならないスリルがこのシリーズの味。操作性やバランスは良好。BGM・効果音の小気味良さも◎。 ・難易度が3段階から選べて、簡単な方でホーミング攻撃のある長女を使えばシューティング慣れしとらんプレイヤーでも楽しめる範囲の難易度に落ち着く。難しくすれば往年のシューティング全盛時代のような難易度で遊べる。その場復活+コンテニュー∞なんで、気軽に挑戦しやすい(スコアを狙うならノーコンテニューじゃなきゃ話にならんので、その点は猛者でも安心!)。オプションで縦スクロール本体縦置きで大きな画面で遊べる仕様もチト嬉しい。 《スコアに関係ないけど思った点》 ・『式神の城』は実質的に終了してかなり経ってるんで、ヘタに続編とか名乗らず、キャラや世界観を一新して完全新作として出してるのはある意味では正解なのかもしれん。 |
アイヤー!イカンあるよ。 |
・見た目はギャルゲーチックで軟派だが、内容部分は昔のアーケードの弾幕シューティングそのままなんで、それなりに敷居は高い。難易度を緩く設定しても、終盤はそれなりにムズいし、ノーマル以上はやっぱ相応に鬼難度(この手のジャンルとして特別高いワケではないにせよ)。 ・安価なDL専用タイトルって事で、グラッフィックは全体的に簡素。道中のキャラ同士のやり取りだとか、ボイスは一切ナシな点は残念。「ボイス?んー、いや、ゲームに声優ボイスとか別に無くていいけど」が基本スタンスのわしにしては珍しく、声が出ない事が物足りなく感じるゲームではある。この辺は実質『式神の城』新作って位置付けだけに覚える感覚なのかも。 ・ランキングだとかPS3やXBOX360以降のシューティングでは割と普通に採用しているネットランキングだとか上手い人のゴーストのDLだとかには対応してないのが残念。ここも低予算(?)の弊害かね? ・式神と違い、「地面が氷でやたらと滑る」だとか「仕掛けを作動させないと真っ暗で周囲の敵が見えない」だとかステージのギミックは凝ってはいるが、どちらかと言うと単純に嫌がらせ重視・ストレス直行要素であり、面白さには繋がってない気はする。 ・ガワは変わってるけど、良くも悪くもまんま『式神の城』であり、遊んでて新鮮味だとかはほぼ感じない。 |
感想ターイム。 |
『リンダキューブ』や『俺の屍を越えてゆけ』などの桝田ゲー、『ガンパレード・マーチ』とか『式神の城』など、だいたい他社ブランドで発売する事が多いアルファ・システム製ゲームとしてはかなりレアな気がする自社ブランドのシューティング新作。 キャラとかパッと見だと別物なんだけど(恐らく絵を書いてる人は一緒)、内容部分はほぼ完全に『式神の城』。…って事で、遊んでると懐かしさを覚える一品。キャラもそれぞれ性能的に光太郎・金さん・エミリオ・小夜・ニーギと過去の式神キャラのそれとほぼ同一。式神本編は最後の新作から間が空き過ぎてもはや新作が出ても辛い感じなんで、むしろキャラとか一新させたのは良かったのかも。 基本的には丁寧に作られててバランスも良好だとは思うが、一方で低予算な雰囲気も漂い、グラフィックやサウンド部分は最低限といった感じ。良くも悪くも古典的な内容なんで、昔の弾幕シューティングに親しんだ人で無いと単に古臭いゲームって捉えられてしまうかもしれんが、根っこのシステム自体はユニークで出来は良いと思うだけに、若いプレイヤーさんにも手に取って一度遊んでみていただきたい作品ではある。値段は安めなんで、興味持たれた方は是非どうぞ。見た目の軟派さと真逆の無骨なシューティングがここにある(笑)。 |
掲載日:2019年9月10日
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