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ステレデン バイナリースターズ
メーカー:レイニーフロッグ
機種:ニンテンドースイッチ
発売年月日:2018年9月20日
価格:1300円
ジャンル:シューティング(横スクロール)


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
5 6 5 6 3 6 48
プレイ時間…2〜3時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
良いのでござんす。
・アイテムを取るには「重なった上でボタンを押す」必要があってめんどくさいのだが、「間違って余計なアイテムとか取らないで済む」って利点もある。

・グラフィックはドット絵だが、ファミコン以前というよりは、そこからちょっと進んだスーパーファミコン世代、もしくは80年代後半のアーケードってあたりを想定してるのかな。程よい懐かしさがある。
イカンのでありんす。
・なんか「ローグライク×シューティング」とか聞くと一見面白そうで買っちまったんだが、実際に遊んでみるとどーも相性が悪くてな…。「完全ランダム生成のステージで遊ぶ度に新鮮な――」とか一見凄そうに聞こえるが、何種類かの味気ない動きの敵がテキトーに配置されるだけっぽいし…。かと思えばザコ敵に至るまで変に攻撃方法にもランダム性があるせいで攻撃方法が予測できず、近接武器では怖くて近付くに近付けない(→近付こうと思ったら大量に弾を出したり突然体当たりして来たりするんで)。

・手に入る装備なんかも完全にランダムっぽいのだが、やたらと種類が多い割には「一発撃ったら10秒近くクールタイム」とか「追尾が甘いせいでまるで当たらないホーミング」とか、使えない武器だらけで気が滅入る。

・ザコからボスに至るまで全体的に耐久力が高く、なかなか数が減らないのがキツい。弾幕系っぽいのだが、それでいて敵弾の速度がかなり速いのもキツい(速いか多いか、できればどっちかにして欲しい。どっちも要求するならもうちょっと手加減していただきたい)。近接武器がかなり多いのだが、敵がランダム生成でこちらの装備とかお構いナシなのでやたら多い近接武器全般が死に装備も同然なのがキツい。結構殺しに掛かってくる難易度、かつ、難易度設定みたいなものも無い&コンテニュー制が一切無いのがあまりにキツい。色々キツい要素が複合的に組み合わさって一層キツい。うーむ…遊んでて面白さよりもしんどさしか感じない…本当にキツい(苦笑)。

・ドット絵のグラフィックは懐かしさが感じられて味はあるのだが、敵のバリエーションがかなり少ないのが残念。似たようなデザインのものばっかりでな。あと、たまに背景に敵弾が馴染んで見づらい箇所がある点は気になった。
感想ざんす。
 「ローグライク×シューティング」とか宣伝されててなんか面白そうに思え、割引で売ってたからついつい買ってしまったのだが、いざ遊んでみると……うーーむ。
 とりあえず思い付いたアイディアをエイヤッとばかりに盛り込んで勢いで開発したのであろう点はよろしいのだが、どうもバランス調整があまりにいい加減と申すか……しんどさとダルさしか感じないと申すか、もうちょっと遊ぶ客の事を楽しませてくれる配慮と申すか。少しは遊ぶ客側に歩み寄りがあってもよろしいのではないか…と。
 逆に言えばこの突き放しっぷり、マゾゲー好きの人には合う内容と言えるかもしれんけど。んー、ぬくぬくとゲーム側から接待されるのが好きなヌルゲーヲタのわしには、しんど過ぎる内容ですやね。

掲載日:2019年7月9日


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