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トワと神樹の祈り子たち
メーカー:バンダイナムコエンターテインメント
開発:ブラウニーズ
機種:ニンテンドースイッチ
発売年月日:2025年9月18日
価格:3960円
ジャンル:アクションRPG
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![]() Switch版 PS5版 |
| 映像 | 音楽 | 快適性 &操作感 |
独自性 | 難易度・ バランス |
ボリューム | シナリオ | 総合評価 |
| 7 | 6 | 4 | 5 | 4 | 7 | 5 | 52 |
| 良いのでありんす。 |
| <全体&ゲームバランス部分> ・今の時代のゲームとしては比較的安価だと思うが、その割にはボリュームはしっかりある方かなと思う。 <グラフィック&サウンド> ・フィールドは水彩画風で彩度も高めに描画されていて温かみがあって雰囲気は良い。この辺はいかにもブラウニーズらしい作風。 ・キャラクターのデザインは洋ゲー丸出しなグラフィックデザインだった同ジャンルの『HADES』に比べると丸っこいアニメチックなデザインであり、見た目部分での親しみは感じやすい。 <シナリオ部分> ・操作キャラを2人ペアでセットするシステムだが、組み合わせによって掛け声が変わるなど、凝ってる事は凝ってるかと。まぁ下記の通りゲーム部分がアレ&キャラに愛着を持ちづらい客置いてけぼりのシナリオなのに声優ボイスだけ充実って言っても有り難みが無い気もするのだが(わしってゲームには別に声要らねえけどなって価値観なんで余計にね…)。 |
| 駄目でござんす。 |
| <全体&ゲームバランス部分> ・同ジャンルでよく比べられていた『HADES』に比べて決定的に見劣りするのが「アクション部分の手触り・爽快感」で、操作していて攻撃するにもギリギリで回避するにも気持ち良さを感じる事が無いのが痛い。 ・陰険過ぎる高難易度がキツい。「手応え・遊び応えがある」ってよか、単に「プレイヤーを苦しめよう」ってタイプの陰険さ全開な感じなのが一層キツイ。「逃げ回りつつリーチの長い攻撃で敵の射程外から反撃をチマチマ加える」ってのが最適解に思えて、セコい動き方を要求されるのが窮屈でタマラン…。修行じゃなくてあくまで娯楽のゲームなんだし、もうちょっと客を楽しませるって視点が無いとキツいのでは。 ・必ず2人1セットでの運用を要求されるのだが、当たり判定ばっかり大きくて敵の攻撃を避けづらく、そんでもって2人で行動してる必然性が感じられないのがしんどい。 ・ステージクリア後にアクションや付加する報酬を得られるが、効果がやたらと小さくて強化された実感を感じにくいのが残念(ここも前述の爽快感の無さに直結しているかと)。また、ダメージを受ける程に貰える報酬の内容がどんどんショボくなるため、ヘタクソな程キツくなってしまうのが悲しい。つまり「巧い程更にヌルくなり、下手なだけ更に難易度がガンガン上がっていく」ってイビツなバランス取りな事になるんだが、いやー…逆に「救済措置で強力な効果が選べる」くらいでも良いと思うんだが…。 ・同じ武器をちょっと使い続けるとすぐに「切れ味が鈍くなった」などとメッセージが出て来て頻繁にスペアの武器に切り替える事を強要されるのもあまり必要性を感じない部分。持ち替えて引っ込めればその瞬間に耐久度がフル回復するのも設定としても意味分かんないしな。 ・刀鍛冶(音ゲーチックなミニゲーム)で装備を鍛えて行くのだが、ミニゲーム式でかつあんま面白いと思えない。作業的になりがちだし、見た目のカスタマイズにしても見た目だけで効果は変わらんので面白みが無い。ヘンに初見殺し的なバランスでもあるのが余計にストレス要素。 ・上記の刀鍛冶について。刀は曲げとか設定できるが、日本刀らしい反りじゃなくてカックリと折れたヘンテコな前衛芸術みたいな感じにしかなんないのが、カユい所に手が届かん感じでまたモヤモヤ…まぁ引いた視点のゲームでアップには映らんし敵の攻撃が苛烈過ぎてゆっくり見てるヒマも無いから、カタチに凝っても別に有り難みは無いかもしれんですけども(苦笑)。 ・総じて、独自性を出そうとしてる部分が磨き不足でアラがあり過ぎて大抵滑ってる感じがする。ならば「まんまパクっちまえば良かったのに!」って思えて、印象としては余計によろしくない。 <挙動・UIなどの快適性部分> ・使用頻度の高い武器での攻撃や回避移動が何故か初期配置で押しづらいトリガーに割り振られている。ボタンが足りないとかでもないし、使用頻度の高いアクションは押しやすい所に配置するのが普通なのでは?まぁコンフィグで配置は変更できるとは言え、こういう初期配置にしてる時点で「なんで?操作しづらいじゃん、センスねーなァ…」と言わざるを得ず…(苦笑)。 ・静止画での綺麗さ重視なのかフレーム数が低めなのも残念。湧いて来る敵の群れを次々とザックリ・バッサリ!…の爽快感重視のジャンルなワケだし、多少見栄えが悪くなってもフレーム数重視であって欲しかったところ。 <グラフィック&サウンド> ・フィールドのグラフィックは綺麗だとは思うが、敵の攻撃が分かりづらく視認性は今一歩。ここも同ジャンルの『HADES』に比べると大きく見劣りする。 <シナリオ部分> ・物語の導入部分が物凄く分かりづらく、印象が悪い。ユーザが置いてけぼりになり感情移入の妨げになってる感アリ。ロクな説明が無いまま新キャラを一度に沢山出したりいきなり退場して居なくなったり。説明不足過ぎて人物や世界に愛着を持ちづらい。頼むから、必要な情報は端折らずに遊び手に寄り添ってしっかりよこして頂戴!興味が湧くような掴みでも無く、キャラにせよ専門用語にせよいきなりドカカカーっと押し付けて来る格好で恐ろしく理解しにくい。ダメなJ-RPGにありがちなパターンではある。何もそんなトコで過去の凡作を見習わんでも…。 |
| ひょひょひょ、感想ぞえ。 |
| ブラウニーズの完全新作で一部世間様で「和風HADES」(=世界観も開発元も)って言われてた作品。 ブラウニーブラウン時代のゲーム(『マジカルバケーション』『MOTHER3』『ファンタジーライフ』等)や主力スタッフが以前に所属していたスクウェアでのゲーム(スーファミ〜PS期の『聖剣伝説』等)が結構好きだったので「ブラウニーズがHADESチックなモン作るの?気になる!」と思った一方、発売元が個人的には大して信頼感の無いバンダイナムコって事で(←オイ)、安売りで見掛けるまでは様子見してたゲームなのだが、結果的には最初の自分の直感を信じて安くなるまで様子見してて正解だったと言わざるを得ないクオリティではあった。 温かみのあるグラフィックは味があるし雰囲気ゲーとしてはよろしいかと思うんだが、肝心のゲーム部分の出来がアクションの挙動(フレーム数低め+地のモーションがモッサリで爽快感が無い)やバランス部分(敵がやたらと硬い+攻撃が陰険過ぎる+自機の強化の効果を体感しにくい+ミニゲームの刀鍛冶が作業的でつまんない)ともにストレスばっか覚える感じであり強烈に引っ掛かる。声優ボイスによるセリフ量は多いけども、肝心のゲーム部分の前に力を入れるのがソコじゃ駄目だろ…って言わざるを得ない。近い時期に同ジャンルの傑作の続編『HADES 2』を遊んでただけに、余計に欠点ばっかり浮き上がっちゃったってのはあるかもしれんが、ソレにしても独自性を出そうとしてる部分に限って一層滑ってるため余計に印象が悪い。キラリと光りそうな要素はあるのに、雑に放り込んだだけで練り込み方が全然足らん気がするのよね〜…。 『ドラえもん のび太の牧場物語』や『エグリア』などブラウニーブラウン(現1UPスタジオ)から再度独立したブラウニーズの作品は複数遊んで感じたんだが…ひょっとしてブラウニーズさん、グラやサウンドといった部分を作るのは得意でも肝心のゲーム部分の練り込みってニガテだったりします?「見てくれこそイイけど肝心のゲーム部分の味付けはビミョー」ってのが続くと、「アレ?またか?ちょっと待って…」ってモヤモヤしてしまう。根っこを辿ってくとRPG専業に近かったスクウェア出身の開発者が多く、後から入った人にしてもその流れを汲んでいると思われるんで、どーしてもアクション部分の挙動とかバランスの構築がニガテになっちゃうんかなァ? かつてブラウニーブラウン時代に組んでた任天堂みたいな開発力・プロデュース力があるメーカの力を欠いたのが痛かったか。まぁ本作も大企業であるバンダイナムコからのリリースなんだが、まぁバンナムってTVの出来はバンダイ時代の昔からナムコと一緒になった今まで一貫してアレなんで…。本作にしても別にウンコとは思わんのだが、全体的に磨かれ方が足りない雑な作りって印象は拭えない。ブラウニーズに欠けてる部分(→ゲームバランスとか挙動部分・操作性快適性といった見た目じゃないトコ)を補うにゃ、バンナムじゃその手のバックアップは無理かー…やっぱ。(←コラ)。 |
掲載日:2025年12月30日
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