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UNDERTALE
メーカー:ハチノヨン
開発:Toby Fox
機種:ニンテンドースイッチ
発売年月日:2018年9月15日
価格:4320円(パッケージ版)/1620円(DL版)
ジャンル:RPG
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スイッチさんDL版 PS4パッケ版 サントラ |
映像 | 音楽 | 快適性 &操作感 |
独自性 | 難易度・ バランス |
ボリューム | シナリオ | 総合評価 |
6 | 8 | 6 | 7 | 5 | 6 | 7 | 62 |
ヨイノダ・マジデ大統領 |
《演出部分》 ・独特な世界観は魅力的。海外製かつフォトリアルとは真逆の変なテイストなんで、その突き抜けたブキミさとかを楽しむが吉だと思う。全体的にどっか変な味わいのキャラクターだらけって意味ではカオス感が強くて、その点は個人的には好みではある。 《テキスト・シナリオ》 ・可愛らしいデザインに反し、シナリオ部分は結構エグさ・黒さが目立つのも、意外なギャップがあってそれはそれでよろしいかと。エグい一辺倒ではなく、結構シュールな展開が多いのも、メリハリが効いてて、この部分は巧みな塩梅かと。 ・海外製のゲームだが、翻訳部分で変に思える箇所は特に感じられず、読んでいて不自然さを感じないテキストとは思う。しっかり力の入ったローカライズがなされとる印象。海外製のインディーズ作品だと、どうしても翻訳部分がないがしろになりがちで、明らかにおかしい文章が頻発したりするモンなんで、本作みたいにしっかりしとるのは貴重な存在やもしれぬ(カネを掛けられるだけ売れてるって要因が大だろーが)。 《システム部分》 ・既存の色々な名作の良かったと言われる部分を混ぜ込んだような作りであり、そういう意味では良いアレンジなのかな、とは思う。 |
アイヤ・ダメナンデス副大統領 |
《システム・バランス部分》 ・RPGと名乗ってはいるが、戦闘もフィールド・道中も実際はそれほどでもなかった感じ。ノンRPGならノンRPGで面白ければ全然OKとは思うが、どっちかって言うと雰囲気ゲー寄りな印象で、「濃厚なゲーム性を楽しむ」と言うよりは「テキスト部分とかムードで楽しむ」寄りだったのは、個人的には残念(好みの問題か、コレ系統の雰囲気ゲーってあんま面白いって感じた事がナイ…)。 ・ヒントらしいヒントは作中に無く、基本的にプレイヤーが総当たりで動く必要があるって意味では、前時代的なデザインではある。バランス部分は基本的にはユルい場面が多いと思うが、ルートによっては突如法外に難しくなる場面とかもチラホラ見受けられ、難易度の設定も粗っぽい感じではある。また、ゲームの流れの関係上縛りプレイを強制される感じなんで、遊んでる感覚としては非常に窮屈だったりする。 《演出部分》 ・メタ的な演出がかなり多めで、その点では若干クドさを感じる(テイストとしてはドラクエIIIリメイク版の冒頭の性格診断だとか、3DSのブレイブリーデフォルトのゲームをやってるプレイヤーに直接話し掛けて来る演出とか。微妙な説教臭さとかも狙って似せてんのかな?)。まぁその部分が本作で評価されとる所なんだろうが、個人的にはこの手のメタ的要素って変に現実に引き戻される事が多いんであんま好かず、そこまで惹かれる要素でも無かったかなァ、と。 ・グラフィックは独特な雰囲気はあるものの、出来としてはチープさが目立ち、並のインディーズレベルで突き抜けた印象ではないかな、個人的には。まぁあとは海外産のゲームって事で、キャラのデザインとかも結構アクが強めだったり、少々好みは分かれそうなテイストではある。 《その他》 ・パッケ版の値段は特典付きにしても高過ぎる印象。 |
スナワティ・コレ感想相。 |
「MOTHERっぽい」って評価が多かったと思うが、まぁ「主にテキストなりグラフィックなりの表現部分においてのヘンテコなテイスト」だけは似てるけど、ゲームの組み立て部分に関しては割と別物かなーって印象。そもそもMOTHERは(特に1と2は)システム部分はごくオーソドックスなドラクエ風のRPGである。それに比べるとこちらUNDERTALEはRPGってよかかなり「アドベンチャー寄りの雰囲気ゲー」的な内容に感じる。 わしとしては道中は「キホンほぼアドベンチャー」、戦闘は一転して「弾幕シューティング寄りのメイドインワリオ(っぽいミニゲーム集)、作品全体として狙った路線は既存J-RPGのアンチテーゼ的作りだったMOONを目指した」って印象。RPGっぽさは正直あまり感じない。RPGじゃなくて面白いなら別に構わんとは思うが、ゲーム性は希薄で、どっちかって言えばシナリオ・テキストを通じての没入感に特化した雰囲気ゲー的色合いが濃い作品とは感じた(所によっては妙に難易度が高い場面もあったりして全面的にユルい内容でもないが…)。また、既存の有名作品の継ぎ接ぎ的な部分が多く、ゲームシステム面では言われる程独自性のある存在でもなかったかなァ、と。どっか変人だらけのキャラクターとかはヘンナノ好きのわしとしては結構楽しめたと思うけどもね。 どーもわしって雰囲気ゲーって合わんっぽいもので、ゲーム性がやや希薄で話を追うだけの作業的な色合いが濃くなりがちだった本作は正直、あんま楽しめなかった。世間的には「神ゲー!」って評価が多めに思えたんで、遊ぶ前にハードルを上げ過ぎたかもしんない。まぁ価値観的に『ヘソマガリ』かつ『ごく少数派』っぽいわしの好みの関係上、最近は「世間様で神ゲー扱いでも自分には合わんゲーム」がやたら多いんで、そこまで構えてたつもりも無かったハズなんですけども…(笑)。 世間様の評価に関して言えば、ファミコンとかスーファミとか知らんような若い世代のユーザにも結構ウケとる感じなんで、作品の内容・ポテンシャル次第では古典的な味わいのゲームでもまだまだ通用する可能性はあるんだろーね…って思える点では凄いと思える存在ではあった。 |
掲載日:2021年1月19日
Steam版のレビューは こちら
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