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ファイナルソルジャー
メーカー:ハドソン
機種:PCエンジン
発売年月日:1991年7月5日
価格:6500円
ジャンル:シューティング(2D・縦スクロール)


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
6 6 7 7 7 6 65
プレイ時間…15〜20時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
良いですぜ。
・キャラバンモード(スコアアタック)のステージ構成・バランスが絶妙で繰り返し遊べる作りなのが◎。その場その場のアドリブよりはしっかりパターンを構築する事が求められる系の作り。ハドソンのシューティングらしく「かわすより撃つ」重視って感じで、攻撃の爽快感がある。

・ショットの種類がかなり多めであり、色々使ってみる楽しさがある。あらかじめ装備の組み合わせをカスタマイズしてからスタートするって点では『グラディウスIII』あたりに近いか。

・パワーアップアイテムが割と頻繁に出現するお陰か、初期設定の難易度であればハドソン製のシューティングシリーズの中では低めで、馴染みやすいのも嬉しい。
ダメなのじゃ。
・道中の敵の配置はちょくちょく「何も出現しないでただ飛んでるだけ」な時間が発生し、間延びした印象を受けるのが気になる。

・BGMのクオリティに対して効果音(特に爆発音関係)は音質が軽くてちょっと損してるよなァとも思えたり。

・グラフィックは自機も敵も背景もやたらと原色多用のビビットカラーで、ややチープに見える。デザインはそんなカッコイイって感じではないかなと(作りがショボいってのは違うのだが、金属的な戦闘機って言うよりはプラスチックでできたミニ四駆チックとでも申すか、あんまクールな感じでないって意味で。これはこれで味はあるけどもね)。
感想でござ〜い。
 一応『スターソルジャー』の系譜に連なるシリーズ物なのだが、作りとしては本作独自の割と目新しい要素だとかも多くてシリーズとしての連続性はそれほど感じないかなーと(世界観とかも別に繋がりとか感じないし)。
 「スコアアタックのモードは非常にゲームバランスが良く楽しめる作りな一方、通常モードはどこか雑な部分もある」だとか「原色多用でクセが強いグラフィックデザイン」だとか、どこかイビツさも感じる内容だが、まぁ全体としては佳作レベルには収まってるかなーって感じではある。

掲載日:2024年8月13日


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