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グラディウス外伝
メーカー:コナミ
機種:プレイステーション
発売年月日:1997年8月28日
価格:5800円
ジャンル:シューティング(2D・横スクロール)


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PSベスト版 サントラ

執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
8 8 8 9 7 7 82
プレイ時間…30〜40時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
うほっ!最高ぢゃ!
・まず、自機がビッグバイパー含めて4機体あり、選択肢の幅が広い。結構細かくパワーアップパターンをセッティングできるのが面白い。どの装備にも長所・短所があり、いろいろ考えつつカスタマイズしていくのが楽しい(パワーアップの優先順位を変えられるので、序盤からオプションを増やす、とか使えない装備を後ろに回すとかの戦略性が生まれる)。

・外伝とは銘打っているが、久しく新作らしい新作が無かった事もあり、家庭用向けとしてちゃんとした質を伴った新作になっとったのが嬉しい。実質的にナンバリング新作と名乗れるだけの完成度はある…てか、フツーにアーケードで出た『III』〜『IV』より出来は良いと感じるしな!

・音楽なんかもグラディウスらしいクリアな響きは健在だし、グラフィックは2Dドット絵ながら見栄えは良い。PS1のシューティングだと3Dポリゴン化とかされる事も多いのだが、返って見づらかったりポリゴンが粗かったりといった欠点も多かったし、ゲーム性そのものは過去作を踏襲しとる本作みたいな内容であれば、2Dドット絵で正解だと思う。
むはー!イカンぞい!
・アーケードの『III』あたりと比較するとすごく手加減してくれてる感じは分かるけど、それでもやっぱ相応に難しい。シリーズのアタリマエが分かんない初心者さんだとやっぱ相当苦労する内容かな、と。

・性能の個性はしっかりあって面白いのだが、バランス部分ではやや難もあり、赤色の機体(ロードブリティッシュ)は威力でも攻撃範囲でも劣るため、縛りプレイ用になっちゃってる感もある。もうちょっと強くても良かった気もする。

・エンディングは正直グラディウスの雰囲気に合ってない気がする。好みの問題かもしれんけど。
感想なりよ。
 『外伝』とは名乗っているが、かなり久しぶりのマトモな新作。アーケードではなく、家庭用オリジナル作品となっており、意欲的な試みも多い。

 グラフィック・サウンドは高レベルだし、最初からTVのサイズに合わせて作ってあるだけに非常に遊びやすい。自機のカスタマイズの自由度の高さと言う点では今後も採用していってもらいたいと思える箇所が多かった。

 なお、世間様では「結構簡単」…って感想も多いっぽいのだが、へっぽこシューターのわし的には「やっぱりグラディウスは難しいなァ!!」である。まぁ一頃の難易度インフレ時代に比べれば、しっかりやり込めば誰でもエンディングまで手が届くよう配慮されてる点はありがたいし、できれば高難度をウリとするゲームでもそういう配慮はあって欲しいとは思う。 

掲載日:2010年7月28日
更新日:2022年9月6日


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