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みんなのGOLF2
メーカー:ソニーコンピュータエンターテイメント
開発:クラップハンズ
機種:プレイステーション
発売年月日:1999年7月29日
価格:5800円
ジャンル:スポーツ(ゴルフ)


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
8 8 9 8 7 9 84
プレイ時間…30〜40時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
グッドですじゃ。
・天気だけでなく季節によって多少難易度が変わって来るのがユニーク(夏はラフが伸びる、冬は風が強い、春・秋はその中間といった具合)。コースのボリューム自体も同時期の他社製作品と比べると種類が多く、その点でも一歩先を行く感じではあった。

・キャラクターの性能を多少変化させられるギアが多数登場し、「弱いキャラの飛距離をムリヤリ上げる」・「使いづらいが飛距離のあるキャラのインパクトゾーンを広くして使いやすくする」など、弱点をカバーできる装備が登場。「何かを上げれば代わりに他の部分が下る」と言った具合に、単純な上位互換では無いのも考えられていると思う。

・「パワーショットを使ってもコントロールが悪くならずデメリットが減った」、「インパクトがずれてもショットがぶれにくい」等、マイルドな方向で操作部分が改良されている。前作よりも操作部分の敷居が下がって更に遊びやすくなったのは嬉しい。大まかには前作通りのオーソドックスな作りと思うが、遊びやすさの部分で細かい改善点が多い。
ブゥブゥじゃ。
・グリーンが芝目だけに影響されるようになった。恐らく簡略化とか狙ったものなんだろうが、個人的には逆にやりづらくて困った。ボールの動きが予測しにくいのでちょっと困る。

・中盤以降の敵プレイヤーの動きが若干インチキくさい(あり得ないようなミスをしたかと思えば次のショットで長距離のチップインを平然と決めてくる、など)。シリーズ初期作品だけにまだCOMの強さのサジ加減は手加減だったのだろうか。

・スピンはジャストインパクトで無いとほぼ掛からない感じなんで、インパクトがニガテなわしだとスピン前提の組み立て方はほぼムリ。この部分はちょっとハードルを上げ過ぎな印象。
感想なり。
 『みんGOL』シリーズ第二弾。本作以降は前作を手掛けたキャメロットからの独立組である『クラップハンズ』社が手掛けて行く事になる(キャメロットの方は任天堂ハードで『マリオゴルフ』を展開)。

 基本的な作りは前作に沿った感じだが、操作面でさらに敷居が低くなり一層遊びやすくなった感じ。ボリューム部分も同時期の他社製ゴルフゲームよりもボリュームがあって長く楽しめる作りなのも良し。一方、グリーンは完全に平面になったが、芝目を読むのが変に難しい感じでストレスが溜まりやすく、個人的には前作路線の方が好きだった(あんま評判が良くなかったのか、『3』以降は前作の路線に戻っている)。

 近年の(…ってPSP辺りだから既に大分前になっちまうが)シリーズ作品は難易度がとことんインフレする方向に進んで行ってしまって「みんなの」と言えない感じになっちゃったんで、まだそこまでインフレ化してない初期作品(PS2の頃辺りまで)の方がとっつきは良かったなァ…と思ってみたり(笑)。

掲載日:2007年12月12日
更新日:2022年7月26日


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