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燃えろ!!プロ野球'95
ダブルヘッダー

メーカー:ジャレコ
機種:プレイステーション
発売年月日:1995年11月22日
価格:5800円
ジャンル:スポーツ(野球)


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
4 5 4 5 5 5 45
プレイ時間…5~6時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
うんッ!最高ですね~!(長嶋茂雄風に)
・オマケのベースボールカードのデータベースは妙に充実している。ゲーム開始時のCGムービーも昔の野球中継っぽい雰囲気は巧く出ている。まぁ、「ゲーム本編がショボくてオマケだけ充実」とか、力の入れどころを完全に間違っている気がするが…(苦笑)。

・PS1の無骨なポリゴンでなく、CGレンダリングのツヤツヤ2Dグラフィックってのは、まぁそれなりに存在感はある。動きとかも不自然で別に良く出来てるワケではないが、レゴブロックチックだった昔のポリゴンよりは見ていられる絵になってるかなあ、と(こっちに書く事少ないんで、ムリヤリ感ある褒め方)。
ダメダメだ、このヘボが!(野村克也風に)
・CGレンダリングのグラフィックが不自然。リアル体系で異様にツヤツヤムキムキなのはどこかシュールにも見えたり。あと、遠くの外野手ややたらと大きく、近くの投手が妙に小さく描画されてて距離感の表現がおかしくて、珍妙な絵面になっちゃってる感じ。常時違和感が強烈であり、もうちょっと何とかなんなかったのかなァとは思った。リアル等身のグラ表現が目玉のシリーズなのに、完全に滑ってたもんね。

・全体的に動きがモッサリ気味で爽快感とかまるで感じられないのが痛い。ところどころで強制的にCGムービーでファインプレーとか挿入されるが、テンポが悪くなるだけで旨味を感じない。

・かと思えば、外野からの送球は全員イチロー並のレーザービームで刺されるなどバランスもかなり歪つな印象。
ぬんッ!感想。
 ジャレコの燃えプロシリーズのプレイステーション版…なのだが、ファミコン後期~スーファミ辺りの比較的遊べた作品と比べると、内容的にはかなり後退しちゃった印象は否めず。
 CGムービーとか野球カードデータなどオマケは充実しているが、ゲーム本編部分の出来が悪いので本末転倒と言うやら、力の入れどころを完全に間違ってたよなーって思えて、非常にトホホであった。初代燃えプロの「バントでホームラン」的なネタになる要素も無く、純粋にレベルが低い。ゲームなんだからゲーム部分で頑張ろうよ~。

掲載日:2024年10月29日


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