縮緬遊戯堂 > レビューランド > プレイステーション > ぷよぷよBOX

ぷよぷよBOX
メーカー:コンパイル
機種:プレイステーション
発売年月日:2000年12月21日
価格:4980円
ジャンル:パズル(落ちモノ)


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
6 4 5 6 5 7 55
プレイ時間…10時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
よいアル。
・対戦モードではバトル開始時にこれまでのシリーズ作品から好きなスタイルを選んで遊ぶことができるのは面白い。

・『1』から『よ〜ん』までに登場した色んなキャラが出ていて賑やかではある。

・プレイステーション系ハードとしては初めて4人まで1度に遊べる(個人的には4人なんて集まらんから別にどうでもいいが)。
イヤンばかん。
・何故か操作感が微妙に重い。同じハードで出てた『通』とか、別にそうでもなかった気がするんだがなんで?

・全体的に音割れが酷い。ボイスとかノイズが入りまくりで、最早なんて言ってるのか良く聞き取れないレベル。

・対戦で好きなスタイルで戦えるのは良い点でも挙げたのだが、バランスは割と大雑把であり、必殺技の使える『よ〜ん』スタイルが強過ぎる気がせんでもない。

・せっかくこれまでのシリーズに登場した多数のキャラが出てくるのに、漫才デモが無くただの一枚絵ってのは残念としか言えない。アルルしか使えないというのはかなり肩透かしだったり。

・シナリオモードは試みとしては面白いがエンカウント毎にぷよ勝負なのでテンポは凄く悪い。

・全体として、物量はかなりあるものの、ただの寄せ集め・闇鍋的。バランスとか完成度とか置き去りにしてある感じであり、作りは相当粗末である。この辺は潰れる間際のコンパイルの余裕の無さかもしれんが。
感想でやんす。
 「コンパイル製のぷよぷよの総集編、豪華〜〜!」……と思いきや、操作感覚が微妙に重くてどうもしっくり来なかったり、色々登場するキャラにしても顔見せ程度で一言も喋らん奴が妙に多かったりで、どうも看板倒れな印象。資金が尽きて作り込む余裕が無かったのかもしれんが、中途半端な出来ではあまり有り難みも無い。
 潰れる間際の余裕の無いコンパイルの経営状態が反映されとったのかも…って思うと、チト切なくなるゲームでもあった。

掲載日:2012年11月12日
更新日:2020年9月8日


縮緬遊戯堂 > レビューランド > プレイステーション > ぷよぷよBOX