R4 リッジレーサータイプ4
メーカー:ナムコ
機種:プレイステーション
発売年月日:1998年12月3日
価格:5800円
ジャンル:レース


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム シナリオ 総合評価
10 9 8 9 8 8 8 87
プレイ時間…30〜40時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
良かですたい!
・リッジレーサーシリーズ特有のハイセンスな演出が非常に良い(≒ムービーなり車のデザインなりUIのデザインなり全般)。過去作に比べると若干アクは強いかもしれないが、このスタイリッシュな方向性ってのは他ではなかなか味わえない部分ではあるかと。ゲーム全体を覆う雰囲気がとにかくオシャレ。

・従来作とは異なり、4つあるチームから1つを選んでのシナリオを進める格好でゲームが進む。難易度に明らかに差が付けられており、難易度選択の意味合いもあるのは機能と演出両面を兼ねたユニークな試みと言えそう。

・グランツーリスモなどのシミュレータとは異なる、ゲームらしい快適さ・快感重視の挙動がいいね。チーム毎にしっかり個性化もできてる辺りも面白い。手軽さがありながらしっかり車を運転してる感じを味わえるのが、こちらリッジの良さか。後述の気になる部分もなくはないが、リッジらしさはしっかり残ってはいる。
ダメですばい。
・後半の隠しマシンなんかで顕著だが、デザインやら設定やら(=使ってるテクノロジーやら)が完全に色物路線に突き進み、現実味が無いって点ではやや興醒めもする部分もある。この手の吹っ切れた暴走がシリーズの味でもあるけど、ちょっと今回は悪ノリし過ぎな感も。

・あくまでゲーム寄りの挙動ではあるが、シミュレータ路線のゲームがヒットした後だけに、若干そっち寄りに偏り、快適性が犠牲になってる感も、あるにはある。

・グラフィック重視路線に切り替えたせいか、同時出走の車数が減ってしまった点は残念。
感想ですけん。
 リッジレーサーのナンバリングの新作ではあるが、同一ハードでの4作目という事もあり、若干シナリオ要素を持たせて更にオシャレさもアップ、切り口を変えて更に見た目の良さを追求したレースゲームって印象。
 とにかくハイセンスな演出が光るPS1後期の良作って感じか。個人的には『シミュレータ寄りのレースゲーム』よりも『ゲームらしい挙動のレースゲーム』の方が好きな分、このリッジレーサーシリーズは結構楽しませてもらった記憶がある。

掲載日:2016年7月18日


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