雷電プロジェクト
メーカー:日本システム
機種:プレイステーション
発売年月日:1995年1月27日
価格:6800円
ジャンル:シューティング(2D・縦スクロール)


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
8 7 8 7 7 7 76
プレイ時間…15〜20時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
良いのでごじゃる!
・グラフィックはドットの描き込みが細やかで動きも凝っている。90年台中頃以降のCGツヤツヤ路線と違った手書きならでは職人芸的なの描き込みって感じか。

・サウンドはメロディラインがくっきりした曲調のものが多く、印象に残りやすい。

・『1』側は難易度がインフレしつつあった当時のシューティングの中にあってもかなりの高難度だが、無理ゲーと言うほどはキツくなく、慣れである程度パターンを構築すれば先に進める、と言った点では良好なバランスって言えるのかも。

・『2』の新装備のプラズマレーザーはある程度ホーミングする上に滑らかにしなって見た目でも楽しめる。これで敵をなぎ倒すのが爽快感があってよろしい!

・最近だとシューティングと言うと弾幕避けがメインの物が多くなってる印象だが、本作の場合は避けるよりも撃って破壊するバランスが逆に心地よいと言えるかもしれん。古典的な良さと申すか、ね。

・難易度に関しては↓で書いてはいるが、難易度設定でイージー以下に設定すればかなり簡単になる。一番ユルくすれば敵が殆ど攻撃して来ないので、シューティング慣れしていないプレイヤーでも、一応先に進める作りではある。

・メニューの設定画面で操作やら色々いじくれる。当時にしては設定できる項目が多めで先進的だったようには思う。
ダメであ〜る!
・元がアーケードのゲーム、しかもどんどん難易度がインフレ化していった時期のゲームゆえに、両作品ともノーマルの時点で難易度は相当高く、序盤から割と本気で殺しにかかって来る。敵弾が速い上に緊急回避用のボムが発動まで時間がかかりクセがあるため、一瞬の判断ミスで即死に繋がるのもキツい点。『1』側はミスするとその場で復活できず一定の地点まで戻されるのもしんどい。『2』はその場復活に変更されているが、それ前提でますます殺しにかかって来るのでしんどい以外の何物でもない。

・ゲーム本編には直接関係無いのではあるが、メニュー画面に挿入されているムービーの出来が、発売時期を差し引いてもかなりショボい。
感想でござそうろう。
 シューティングの名作『雷電』の1と2のカップリング移植作。
 個人的にはアーケード版とか数えるくらいしか遊んだ事が無いので移植度云々は語れんが、オーソドックスで遊びやすいシューティングって事で一時期かなりハマっていたゲームである。

掲載日:2018年8月28日


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