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リッジレーサー
メーカー:ナムコ
機種:プレイステーション
発売年月日:1994年12月3日
価格:5800円
ジャンル:レース


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
9 8 7 8 8 5 75
プレイ時間…10時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
よかですたい。
・ポリゴンがゲームで本格的に使われ始めるようになった時期のレースゲームって事で、インパクトが強かったと記憶。前の世代のハードであるスーファミの『ワイルドトラックス』やメガドライブの『バーチャレーシング』と比べるとグラフィックは正に次世代機というレベルで、当時としては圧巻の出来だった。

・リアル寄りの見た目に反し、操作方法だとか挙動はゲーム寄りで遊びやすく、爽快感があるのが良い。手軽かつ豪快なリッジレーサーの良さは初代の本作の時点で完成していた印象。

・ゲーム開始直後のロード以外はそれほど待たされない点は◎。
だめですばい。
・コースは3つしかなく、ボリューム自体はかなりアッサリめ。後のリッジシリーズみたいな家庭用ならではの物量のある専用モードとかも本作の時点ではまた存在しない。「多少マシンとかが増えたアーケードゲームの移植」止まりであり、少々味気ない作りではある。

・別売りコントローラのネジコンが露骨に優遇されており(明らかにコーナリング性能が上がる等)、難易度そのものすら変わってしまう程。公式チートだとかもしくは物理的DLCとも言えるか。商売っ気出し過ぎで少々白けたりも(ある意味では後のバンナムのDLC地獄を暗示しとると言えなくもナイ…)。

・ゲーム中のロードは短いと思うが、最初の一発目のロードは結構待たされる印象(なお、ゲーム中は本体の蓋を開けっぱでも大丈夫なんで、恐らく最初にメモリに全部読み出してメモリ上のデータだけで全部まかなってると思われる)。
感想じゃ。
 アーケードで人気を博した『リッジレーサー』の移植作品であり、プレイステーション本体と同時発売の目玉作品。手軽さな操作で豪快に楽しめるゲーム性が特長。

 ……なのだが、わし自身はPS1本体を買ったのは数年遅れであり、アーケード版も殆ど遊んだ事がナイんで、移植度だとかは割愛で。

 ポリゴン出始めからちょっと熟れて来た時期のゲームであり、無骨なポリゴン剥き出しからテクスチャによるリッチな表現が可能になり、見た目でもグッと進化した印象があった。何と申すか、あの頃のゲーム機はホント「次世代感」が強かったと言うやら、世代を跨ぐ度にすんごいインパクトがあったなァ…と懐かしく感じたり。

掲載日:2009年3月21日
更新日:2022年1月18日


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