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SIMPLE1500シリーズVol.56
THE スナイパー

メーカー:D3パブリッシャー
機種:プレイステーション
発売年月日:2000年3月22日
価格:1500円
ジャンル:シューティング


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
4 4 4 6 4 5 46
プレイ時間…2~3時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
グッドじゃ。
・イベントシーンはドラマだとかアニメチックな組み立てで「第○話」って形で章仕立てになっており、まぁそれっぽい作りではある。…のだが、話・設定がどこかブッ飛んでると申すかチープと申すやら、B級映画的なズレててアホくさい展開が多いのが味と言えば味。

・ボリューム自体はそんなに無い方だとは思うが、クリア後にも裏面が用意されているなど、それなりに手が込んだ部分もある。
ダメなんじゃ。
・妙に長ったらしくて主人公以外の登場人物の声は棒読みだらけなムービー仕立てのイベントシーンを除くと、急いでしらみ潰しに狙撃対象を探し、妙に弾速の遅くて1発しか撃てないスナイパーライフルで狙撃する、これだけである。ゲーム性は正直殆ど無くて、シナリオのネタっぽさを楽しむ以外、純粋にゲームとして操作しての楽しさがあるかって言うと、全然そうでもナイ。

・上記の通り、スナイパーライフルでの狙撃って事になっているハズだが、撃ってから着弾するまで1秒以上ラグがあるのが不自然過ぎ。石コロでも投げてるんじゃないんだから…(笑)。

・シンプルシリーズなんで仕方ない部分ではあるが、PS1のゲームとしてもグラフィックは素朴と言うやら無骨と言うやら…。四角い灰色の箱だらけで殺風景であり、市街地なりリゾート地なりの雰囲気はあんまり出ていない。
感想ですぞ。
 一応ジャンルは3D一人称のシューティングに分類できるとは思うが、ゲーム性はかなり希薄であり、トロくさい狙撃の挙動もあって、操作してて楽しいゲームではないかな。

 どちらかと言えば、シビアな狙撃を楽しむアクション・シューティングゲームって言うよりは、(力の入れどころを間違ってる気がする)ムービーシーンのチープで意味不明な展開に「なんでやねん」ってアホくささをツッコみながら楽しむネタゲー的色合いの濃い作品って言えるのかもしれぬ。

掲載日:2024年11月19日


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