グランディア エクストリーム
メーカー:エニックス
開発:ゲームアーツ
機種:プレイステーション2
発売年月日:2002年1月31日
価格:7800円
ジャンル:RPG
かいたひと : アルツ=ティッシュマン社長
映像 | 音楽 | 快適性 &操作感 |
独自性 | 難易度・ バランス |
ボリューム | シナリオ | 総合評価 |
5 | 7 | 9 | 7 | 7 | 9 | 4 | 70 |
いいねぃ | いやんいやん |
・元から良くできていたグランディアシリーズの戦闘だが、今回は一層磨きがかかった。キャラクターにはマグエッグ(魔法)やスキルブック(戦闘特性、ステータスの補強)をある程度自由にカスタマイズできるなど育成面での自由度が高く、楽しさもアップ。 ・莫大な数にのぼるアイテム収集やマグエッグの合成はなかなかやりごたえがある。 ・ロードやセーブ時間は他のプレイステーション2の作品と比較して(それどころか全機種含めても)非常に短くストレス無く遊ぶことができるのはありがたい。前作「2」と比べると過剰なムービー等の演出がなく、テンポよくゲームが進行するのも○。 ・ストーリーをバッサリ切り捨て、ひたすら戦闘に特化した度胸は大したものだ。「RPGはシステムありき!」という人は大いに楽しめそうな。 |
・グラフィックが荒い。全体的にポリゴン数が少なくゴツゴツしている。プレイステーション2なんだけどドリームキャスト並だよなあ。モーションもぎこちなく、人形のよう。お世辞にも良い出来とは言えず。 ・使いまわしが多いためか、ダンジョンごとの個性を感じる事ができない。セーブポイントが、町にしかないのも非常に不便である。そのくせ死ぬと最後にセーブした所からやり直しなので泣きそうになる。カメラ視点も悪く、現在地を把握しにくい。 ・漫画家の藤原カムイ氏がキャラクターデザインを担当しているが、敵味方共に没個性的で魅力が無い。主人公エヴァンの頭にパンツ被ってるようなデザインはウケたが。 ・パーティの強さで敵のレベルが変わる。それ自体は悪いとは思わんが、暫くパーティに入ってないようなキャラをパーティに組み込むと活躍はおろか、すぐやられてしまい育てる事さえままならない。その辺の救済策は欲しかったところ。 |
感想じゃい |
この作品を楽しみにしてプレイステーション2を本体ごと買ったのだが、それに見合うほど楽しい思いをさせてもらったかというと・・・。 なんともストーリー性が希薄なグランディア。アイテムや魔法の収集に燃えることができなかったり、これまでのシリーズのような濃厚な物語を期待したりすると確実に途中でイヤになる。ほとんど一つの町を拠点に戦うので冒険をしているという感覚は薄い。仲間もほぼ全員が最初の段階で揃ってしまうのでゲームの進行中の楽しみが少ない。なんとなく「3」という名前でない理由がわかったよーな気がした。 しかし、ひょっとしたらワシの場合は「グランディア=冒険活劇」という思い込みがあるから、この作品が素直に楽しめないだけなのかもしれん。グランディアシリーズのファンでない人の方が素直に楽しめそうな気もするな。 |
掲載日:04年8月2日
更新日:05年8月12日