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メタルスラッグ5
メーカー:SNKプレイモア
機種:プレイステーション2
発売年月日:2005年4月28日
価格:6800円
ジャンル:アクション(2D・シューティング)
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PS2版 XBOX版 移植版(1〜6を収録) PS2版 Wii版 |
映像 | 音楽 | 快適性 &操作感 |
独自性 | 難易度・ バランス |
ボリューム | 総合評価 |
7 | 7 | 6 | 6 | 5 | 6 | 61 |
うひょ〜い!最高だぜえ! |
・ツギハギの流用だらけだった前作『4』と比べると、しっかり新作になっている。下記の如く色々と粗っぽい部分はあるものの、アクションゲームとしてはしっかり遊べる内容ではあるし、『初代』から『3』並の傑作である事を期待しなければ、まぁ及第点のレベルにはあるかと。 ・BGMはメタルスラッグとしてはかなり異端な感じだが、出来自体は悪くないかと。そこまで違和感のある曲って感じでもない。 ・ロード時間は非常に短く、待たされてイライラする事が無いのは良い。 ・敵味方ともに、奇抜なデザイン・動きのメカが多数追加された。見た目もうねうねして楽しいし、インパクトもある。乗り物はやたらとクセが強い物が多いのだが、生身状態と比べてもしっかり差別化できてて良かったとは思う。 《スコアに反映させてない良かった点》 ・前作『4』では、製作元のゴリ押しでキャラが入れ替えられたっぽいが、本作ではターマとエリが復活して元の4人に戻った。まぁ良いトコってよりは、コレでイーブンって感じですケド。 |
クワーッ!駄目だぜぇぇー! |
・世間様でも多く言われとる通り、新アクションの『スライディング』がジャマである。十字↓・ジャンプでズザーといきなり前に飛び出すんで、下方向へのジャンプ射撃とか出そうとして暴発によるミスが慣れてもポロポロ出てしまうのは困り物(基本的に一撃死なこのゲームでは余計にストレス直行要素ではある)。 ・バランス部分は旧SNK時代と違い、覚えゲー的な色合いよりはアドリブ的な避けを要求される内容と思うが、ランダム性がアダとなり、「こんなの回避できねぇよぉ……」って場面が割と頻発するのがイライラ要素。初見殺し的な難易度の釣り上げ方が多いのも、ちょっと配慮が足らんと思う。 ・無声映画チックにテキストを読まなくてもシナリオがちゃんと理解できるのがこのシリーズの良さだったと思うのだが、本作の場合はその辺の配慮がまるで足らず、「え?なんでそうなる?」ってプレイヤーが置いてけぼりになる場面が頻発する。見た目こそソレっぽくマネてはいるのだが、中身は伴ってねェな…って感じではあった。 ・BGMの趣が前作以前とかなり異なったロック調なのは、ちょっと好みが分かれるカモ…。曲自体は悪い出来とは思わんので、まぁ聞いとる内に慣れるとは思うが。 ・過去作で見られた隠し要素的な物は今回は無く、本編のボリュームは劣る。前作以前の家庭用ハード移植版と比べてもオマケ要素とかも皆無で、その点ではあんまり面白さは無いし、コスパはイマイチに感じてしまう。 |
感想なのである。 |
SNKプレイモア版のメタルスラッグ、第2作。露骨過ぎる過去作からの流用が目立った『4』に比べると、見た目でもシステムでも色々と目新しさを出そうとしてる感じは伝わって来る。……のだが、新アクションのスライディングが本当にジャマで、コレと言って使うと有利になるような場面が無く、暴発で敵の弾に突貫して死亡…となりがちで、ホントにこの点はイライラする(余程評判が悪かったか、次回作からアクション毎取っ払われたが)。総じて、前作『4』よりは製作側がこなれて来たか独自色だとかも見られるものの、1本のアクションゲームとしてはやっぱり『3』以前よりも相当見劣りするのは確か。 …とは言え、『ウンコ』って程に酷い内容なワケでもなくそつなくまとまっており、フツーに遊べる内容ではある。傑作だった旧SNKブランドのメタスラ(『3』以前)の完成度さえ求めなければ、そこそこ遊べる内容かと。 |
掲載日:2021年2月23日
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