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メタルスラッグ6
メーカー:SNKプレイモア
機種:プレイステーション2
発売年月日:2006年12月14日
価格:4800円
ジャンル:アクション(シューティング)


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
7 7 7 6 6 6 67
プレイ時間…20〜25時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
Hahaha!最高じゃ。
・理不尽な難易度吊り上げが無くなり、『4』や『5』と比べれば比較的妥当な水準になったと思われる点は◎(もっとも、アーケードチックな作りで激辛寄りな事には変わらず、理不尽さが減っただけでお気軽って感じの内容でもないが)。まぁ依然『1』〜『3』のような傑作級の内容とは言い難いが、1本のゲームとしては堅実に遊べる水準にまとまっとるかと。

・ウエポンストックで武器を2種類キープできるため、使いやすい武器をボスまで取っておく…等の遊び方ができるようになっている。

・前作『5』で導入されるも暴発しまくって多くのプレイヤーをイライラさせまくった悪名高い「スライディング」が廃止された。まぁ「良かった」ってよりは戻っただけではあるが。

・↓で挙げた「強弱のバランスが悪い」&「スコア狙いだとクラーク一強になる」って問題点はあるが、キャラに個性が付いたんで、それぞれのキャラでクリアを目指すとか、そういう遊び方では純粋に物量・楽しみ方の幅は増したと言えるかと。
オーウ、イカンぞな。
・従来作とは異なりキャラ性能に個性が付いたのだが、問題はそのバランス。SNKの他作品からゲスト参戦している新キャラのクラークがスコアアタックでは一強過ぎる。連続撃破で得点が最大16000点まで伸びる投げ技を使用可能で、スコアのランキングでは完全にクラーク1色になってしまう(他キャラは一発撃ち込んで100点にしかなんないのに、である)。キャラ別のランキングとか気の利いた要素も無いため、スコア狙いならばクラーク以外で遊ぶ意義はあまり無い。せっかく沢山キャラがいるのに勿体無いなァって印象は拭えず。

・キャラバランスって点では、初代から大概の作品で登場するターマの「乗り物に乗ってる時の性能UP」なる性能が他のキャラの劣化でしか無いのが気の毒(乗り物に乗る機会自体が妙に少ないんで結局他キャラの劣化版・セルフ縛り用キャラにしかならないのが残念)。

・アクションの種類が増えて取れる選択肢も増えたとは言えるが、操作の複雑さも必然的に上がっている。咄嗟に出し分けるのは多少慣れた後でも難しい。
感想でござーる。
 メタルスラッグのナンバリング作の6作目。SNKプレイモアになってからの3作目って事で開発側も多少こなれて来たのか、『4』以降の体制であるSNKプレイモア製のメタルスラッグとしてはゲームバランスはそこそこマイルドになり、露骨な過去作からの流用も減った印象。
 まぁ初期作品ほどの品質の高さは感じなくて個人的にはあんまり思い入れも無いのだが、それなりに遊べる内容になってるのでは…とは思う。

掲載日:2021年6月15日
更新日:2025年5月27日


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