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みんなのGOLF4
メーカー:ソニーコンピュータエンターテイメント
開発:クラップハンズ
機種:プレイステーション2
発売年月日:2003年11月27日
価格:5800円
ジャンル:スポーツ(ゴルフ)


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
9 8 7 7 8 9 86
プレイ時間…40〜50時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
よかですたい。
・シリーズ過去作からの流用は目立つが、コース数そのものはかなり豊富に用意されている。キャラクターのモーションや水、空気の表現に関しては確実に進化しており、見た目でも楽しめる出来。

・ボールの飛距離やコントロール、スピンなど、キャラの性能に直接影響するボールやクラブ、お遊び要素ながらも豊富に用意されたキャラの新ユニフォーム・コスプレ服や壁紙などのおまけの数々がゲームを進めるごとに手に入る。先に進めたくなる数々の仕掛けが嬉しい。

・ショットのリプレイを自由に記録できるようになった。これまでは珍しいショットでもスコアが悪いと記録できず残念だっただけに嬉しい追加点と言える。

・ショットのパワーを決定した後、三角ボタンや四角ボタンでパワーの微調整(決定した位置より若干パワーを増やすか減らすか)ができるようになり、凡ミスを回避しやすくなったのが地味にありがたい。

・スズキやナナコなど、前作『3』ではカットされた『2』のキャラクターがプレイヤーキャラとして復活したのがちょっと嬉しい。
だめですばい。
・キャラクターは多いがイメージが被ってるキャラが複数いるなどバランス配分は悪い。特に「金髪・クール系美女」あたり。また、動物や幼稚園児など、変にウケを狙い過ぎと思える色物キャラが増え過ぎな気も。変なコスチュームとかは着せ替え要素とかに任せて、ベースは普通のキャラが多くても良かったと思う。

・過去作より難易度が高めに設定されているため、トーナメントの中盤以降を勝ち抜くのはそれなりに厳しい(シリーズの難易度のインフレは『5』や『6』とかで顕著化するとは言え、この辺りから若干雲行きは怪しかったカモ…)。トーナメントは一回始めると中断出来ないのもオフラインで楽しむ分には不親切な事この上ない。また、VSモード終盤でのCOMプレイヤーの頻繁なチップインイーグルやホールインワンは、インチキくさくてこちらのやる気が失せる。

・スピンショットのジャストインパクト必須って条件がチト厳し過ぎるかと。成功しないと普通に飛ぶだけなので、戦略に組み込みにくい。
感想なり。
 『みんなのGOLF』の第4作目(キャメロットから分派したクラップハンズ製としては3作目)。プレイステーション2では2本目となるだけに、新鮮さ・目新しさよりはボリュームとかでアピールしてた印象である。

 敵も昔より強くなり、グリーンやコースの設計もかなり陰険で難しくなった感じ。それを考慮すると過去作よりも敷居は高くなった気がする。今作ならではの要素はそれほど無かったとは思うが、コース数などボリューム部分は従来作以上に増しており、同時期の同ジャンルのゲームと比べると頭1つ2つ分抜きん出た存在であったようには感じる。

 後のシリーズ作品(PS3以降)では高難度化で敷居が高まってプレイヤーを振り落とす作りになってた感じだし本作辺りでもその兆候は若干見られるが、本作の時点ではそこまで苛烈なバランスでもナイんで、「ちょっと難しい箇所もあるが、多人数対戦も1人でのやり込みもOKで幅広い客層が楽しめる内容」はキープできてたかなーと。難易度もこんけに留めておいてくれれば良かったが。

掲載日:2005年9月2日
更新日:2023年10月24日


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