フィーバー
メーカー:セガ
開発:ソニックチーム
機種:プレイステーション2
発売年月日:2004年2月4日
価格:4980円
ジャンル:パズル(落ちモノ)


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
8 7 6 7 6 5 69
プレイ時間…15時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
グッドですぞ。
・フィーバーモードの導入で手軽に大連鎖を組む楽しさを初心者でもある程度楽しめるのがポイントか。また、これまでの作品と異なり最上段中央2マスにぷよが置かれるとアウトになったり(以前は左から3マス目のみ)、3個や4個のぷよが一度に同時に降ってきたりするなど、これまでのシリーズの常識がそのまま通用しないのも、(少々セオリー潰しとしては強引に思えるが)これはこれで良い部分もある。

・前作までの同人ソフトっぽさでもが無くなった。キャラクターやウインドウ周りのデザインもポップで、思ったほどは悪くはない感じ。デザイン面では以前より幅広い層にアピールできる見栄えになったとは言えるか。
ダメですぞ。
・良いところでも挙げた点だが、良くも悪くも同人臭さ・ヲタ臭さこそがシリーズの味でもあっただけに、デザイン面で個性が薄れてしまった点は否めず。まぁここは良し悪しなんじゃろうが。

・メニュー画面や漫才デモ→実際の対戦画面の切り替えの際にいちいち細かいロードが入り、ヒジョーにイライラする。この辺の出来は同時期のソニックチーム製の作品と同様だな。この時期のソニチ製のゲームはロード周りに無頓着なモノが多く、ストレスは多かったな(苦笑)。飛ばせないスタッフロールも鬱陶しい。

・せっかくキャラクターを一新したのに、明らかに以前の作品のキャラとかぶるデザインばかりなのはビミョー。それだと「なら前ので良いじゃん」ってなっちゃう気はするけどな。・
感想ですバイ。
 コンパイルから権利を取得したセガ本体からのシリーズ出直し作。全体としては従来のヲタ臭さと言うべきテイストが薄まってしまったが、まぁそれが「らしさ」を演出していた事も思えば一長一短か。
 内容としてはまぁ手堅くまとめられているとは感じるが、結局はSUNやよ~ん同様、『基本となる通にアクセント(一捻り)を加えた』系なんで、慣れてくるとフィーバー無しのモノも遊びたくなってくる点はご愛嬌。ゲーム機の性能アップの恩恵を受けにくいパズルゲームって、長く続けるシリーズ物としては難しいのかもしれん、と改めて思ってみたり。

掲載日:2006年2月1日
更新日:2017年6月1日


機種別一覧(PS2)に戻る

レビュートップページに戻る

縮緬遊戯堂トップページに戻る