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ドラゴンクエストキャラクターズ
トルネコの大冒険3 不思議のダンジョン
メーカー:スクウェア・エニックス
開発:チュンソフト
機種:プレイステーション2
発売年月日:2002年10月31日
価格:6800円
ジャンル:RPG(ローグライク)
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PS2版 GBA版 |
映像 | 音楽 | 快適性 &操作感 |
独自性 | 難易度・ バランス |
ボリューム | シナリオ | 総合評価 |
8 | 8 | 6 | 7 | 5 | 9 | 7 | 66 |
良いぞね。 |
・トルネコの息子であるポポロを操作できるのは面白かった。モンスターを仲間にしたり鍛えたりするのは今までとは勝手が違うがそこが新鮮だったり(まぁ防具を装備できない等、難易度を高める方向にばっかり独自性があるせいで、ゲームを進める程しんどさしか出て来ない点は一長一短)。 ・これまでの作品よりもストーリーに厚みがあったのは良い。後に出たストーリー重視系の不思議のダンジョンである『風来のシレン3』とかと比べると展開にムリも無いため、ストーリー重視としてはこの辺が適度な落とし所だったのやもしれぬ。 ・シリーズ伝統とも言えるクリア後あらわれる様々な変わりダネのダンジョンのボリュームが充実している。エンディング後が本番。 |
ダメなのよ。 |
・ローグライクRPGとしては異例の「死んでもレベル維持」制導入だが、シリーズ特有の緊張感が失われた他、コレありきでバランスが組まれているため、敵からのダメージが異様に大きい。結果的に同じダンジョンをウロウロしてのレベル上げが強要されるバランスになってしまったのは納得が行かないかも。新要素にしてもプレイヤーへの嫌がらせがメインであり「罠でも使い方によってはプラスになる」って要素が少ない点は残念。 ・発売前の開発者インタビューなんかだと「レベル維持制導入は初心者を考えて――」的なコメントがあったと思うが、実際の本作の難易度はシリーズでも屈指の「最初から殺しに掛かって来るが如き鬼難易度」であり、どうもチグハグな感は否めず。 ・キャラクターがポリゴンの3D表示になって見た目が綺麗になったのは良いが、いちいち動きが重くて肝心の快適さが失われている。これでは本末転倒。特にツボに1つ1つ物を入れるモーションの長さが鬱陶しい。イライラが死に直結するゲームなのでこういったところは開発側も心得ているものと思っていたのだが…残念。 ・ロード時間が長い。ダンジョンに出入りするたびに読み込みが発生しストレスがたまる。セーブの時間もちょっと気になる。 |
感想でごじゃる。 |
トルネコシリーズとしては3作目にあたる作品。全体的にはそれなりに良くできているのだろうが、これまでのシリーズと比べると理不尽に思える程にやたらと高難易度化しており、挙動などもポリゴン化でモッサリになってイライラに直結など、過去作の完成度を思うと色々と劣化しているように思えて、あんまりやる気が起きなかった作品でもある。 シリーズを好むファンの中には相当な猛者な人たちも多いから、そういう人に刺さるように作ったのかもしれんが、もうちょっとねー、幅広い層に合致する作りにしてくれてても良かった気はする。 |
掲載日:2004年6月30日
更新日:2021年4月20日
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